ビジネスの限界?〜月面探査に必要な夢の量は?

毎週配信メルマガ「賢者の会」通信はこちら

先日、日本の無人探査機が、
初めて月に到達しました。

素晴らしい偉業!……ですが、
太陽電池が作動しないそうで、
探査時間がずいぶん縮小されてしまうとのこと。

なかなか100パーセントに夢は叶わない。
予算が少ないなかでの奮闘のせいか?
世の中は厳しいようですが、
これを「大いなる一歩」にしてほしいですね。

そういえば思い出したのは、画像のカード。
「MOON GIFT」とありますが、
私は月に土地を持っていたんですね(笑)

友人にプレゼントされたものですが、
確か人がやっと立てるような
小さい範囲の土地だと思います。
そこに立てる日は、いつか来るのだろうか……?

じつは無人探査まで入れて、
月面着陸に成功した成功した国は、
日本で5カ国目だそうです。

かつて冷戦時代に張り合い、
やがてはアポロ11号まで実現した。
アメリカと旧ソ連。

そして残り2つはといえば、
中国とインドなんですね。

インド……? とは意外ですが、
2023年に月の南極へ探査船を送り、
月面の氷を見つける調査を行なったとのこと。

さすが、紀元前から科学思考をする人々ですが、
中国も含め、ようやく発展してきた世界水準の技術を
これを機会に「世界に知らしめたい」という
大いなる夢が宇宙開発を促しているのでしょう。
米ソの張り合いに、なんとなく似ています。

かつてヨーロッパに大航海時代を促したのは、
世界を牛耳っているイスラム諸国に対し、
世界の覇権を握るため。

あるいはスペインにしろ、ポルトガルにしろ、
後のイギリスやオランダにしろ、
自国を他国に抜きんでた、圧倒的な強国にするため。

それに加え、迷惑な話ですが、
「キリスト教を世界に広めたい」という野望が、
当時のヨーロッパにはありました。

お正月にそういえば「エイリアン」シリーズの映画を観ましたが、
わざわざ不気味なエイリアンを見つけにいったのは、
1匹持っていけば、
「武器開発に使えるぞ」ということで
儲けが得られると期待したから。

間違ってもビジネスの発想では、
「地球のために危険なエイリアンを除去し、
その星を安全な惑星を整備しよう」なんていう
壮大な発想にはならないわけです。

なので60年代以来、あまり進まない宇宙開発を
より大きく進めるには、
何よりもっと「ワクワク感」のようなものを
高めるしかないのではないか?

こぞって皆が資金を使い、
「何がなんでも月に上陸しよう」という気持ちにする動きが
起こるとしたら何だろう……。

すでに宇宙ビジネスは始まっていますが、
「夢を育むこと」は
これからの課題になりそうですね。

関連記事

ページ上部へ戻る