「お金を稼ぐ」って、本当に大変なこと!

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夏川が読んだ本の紹介ですが、
紹介したいのはこちらの本。

『仕事ができる人が見えないところで
必ずしていること』
(安藤裕哉著、日本実業出版)

著者は『頭のいい人が話す前に考えていること』の
ベストセラーがある、
人気のコンサルタントさんですね。

この本が本当に本質をついているな
……と思うのは、
「なぜ私たちは働くのか?」という
根本的な質問です。

さまざまな答えがあっていいのですが、
一番大事なのは「お金を稼ぐため」ということ。

私も会社を経営して、
今よりもずっと本が売れていて
出版が良かった時期は、
あまり意識していませんでした。

でも、現在、「出版」という分野の仕事が
どんどん悪くなると、
「本当にどうやって会社を維持するか?」
とか、
「どうやって本を書く仕事を続けていくか」という、
お金の問題ばかりに頭を使っています。

それでも、なんとか本の仕事でお金が入る道を見つけ、
世の中から出版がなくならないようにしたい……。
そう思っていると、
出版社の編集者さんからは、さらっと
「今回のギャランティ、来月に伸びますから」
なんて、さらっと言われてしまうわけです(苦笑)

それが経営している人にとって、
どれほどの苦痛を味わすことになるのか?

この辺の感覚は、本当に経営している人と
サラリーマンの立場の人で大きく異なりますよね。

これは出版に限った話ではありませんが、
新しい事業が活性化するには、
経営者として自立した人間の「見えない努力」が
絶対に必要になるわけです。

おそらく、それは多くの取引先が理解しないし、
従業員だって理解してくれないでしょう。
でも、やらなければいけない……。

自分もまだまだなところはありますが、
安定した利益を出し、従業員に継続的な給料を払い、
それが当たり前のような状態になっていること。

これが「仕事をしている」ということで、
得られる最も大きな喜びなんじゃないかと、
最近は思ったりします。

そんな喜びを得るためにも、
見えない努力をどんなふうにしていくか?
この本は参考にしたい1冊ですね。

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