「猛烈に勉強しなさい。そして、働きなさい。
チャンスは必ずやってくる」
当たり前の言葉で、私たち皆が、
心に刻まなくてはいけないこと。
なのになぜか最近は、「楽をしよう」とか、
「自由に生きよう」という風潮が流行っています。
本当は、自由と努力は、
つねに表裏一体の関係にあるもの。
私たちはそういうところから、
原則に立ち戻らないといけないですよね。
こちら「男女雇用機会均等法の母」と呼ばれ、
90年代には民間からの文部大臣となり、
日本ユニセフ協会の会長なども務めた人物。
赤松良子さんの言葉だそうです。
94歳で2月7日に亡くなったとのこと、
ご冥福をお祈りします。
1929年という時代に生まれた女性として、
大変なキャリアを築いた
赤松さんの人生。
でも、きっかけは些細なことだったそうです。
彼女が労働省で働いていた当時、
女性は「結婚するまで働くもの」という
扱いしかされていなかった。
上司と揉め、辞めたとしても、
次にどこに行くかとなったら、
先が見つからない。
だから「我慢するしかない」というのが、
多くの人の認識でした。
「それはおかしい」と思った彼女は、
結婚退職制の違法性を論文に書き、
ペンネームで発表してしまう。
すぐにバレてしまったようですが(笑)、
時代は雇用機会の均等を求める声が高くなった時期。
やがて彼女は労働省の局長に押し上げられ、
男女雇用均等法の成立に
尽力することになったわけです。
どんな不利な条件下にあっても、
研究し、はたらきかけ、もがき続けることで、
チャンスを必ず呼び込むことはできるということ。
私たちも忘れてはいけませんね。
そういえば、これだけ不祥事が続く
現在の自民党政権ですが、
「民間からの大臣」というのは、
まったく出てきていません。
そういうところから変わらない限り、
政治が変わっていくような気はしませんよね。
画像にはやっと晴れた青空です!!