「南部せんべい」の仕事術

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画像は、結構、私が好きな食べ物。
「南部せんべい」ですね。

岩手県のお土産と思いきや、
発祥は青森県の八戸市のようです。

いずれにしろ「南部藩」の武士たちが
よく食べていたもので、
戦のときの携帯食だった……という話があります。

東京では見つけるのが難しいと思いきや、
なんとドン・キホーテでは、
4枚入って100円くらいで売っていたりする。
意外と人気なのだろうか。
ピーナッツの入り方が、なんか凄いですよね。

じつはこの起源には諸説あるのですが、
公式の伝記としては、
南北朝時代の14世紀に遡るのだそうです。

すでに勢いが衰えた南朝です。
3代目の長慶天皇は陸奥の太守出身でしたが、
遠征中に食事に困ったことがありました。

そこで家臣の赤松氏が
「ソバ粉と胡麻」をもらってきて
自分の兜を鉄板がわりにして焼いたんだそうです。
それが「南部せんべい」の元になったとか。

だから現在も南部せんべいには、
赤松家の家紋「三階松」と、
南朝の祖・後醍醐天皇に仕えた忠臣、
楠木正成の家紋「菊水」を
組み合わせたものが描かれているそうです。

といって、このせんべいには、
何もないが……(苦笑)
ぜひ探してみてくださいませ。

南部藩といえば、
「武士道」の著者、新渡戸稲造さんが
武士だった若き日に、
仕えていたところでもありますね。

やっぱりこの素朴な味は、
「武家の味」なのだろうか。
歴史を味わいながら、
おいしくいただきたいものです。

なんでも最近のトレンドでは、
チーズとかバターを組み合わせて
食べるのがいいらしい……。
やはり武士道の醍醐味は欧米との融合にあるのだろうか。

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