日本人の3大発明って、何だか知っていますか?
- 2024/4/19
- できる人研究所
4月18日は、「発明の日」だったそうです。
まだ明治時代だった1885年、
日本にはじめて
「専売特許条例」が制定されたんですね。
この日から「何かを発明して、特許をとり、
ビジネスを立ち上げる」ということが、
できるようになりました。
じつはそんな初期に発明家たちの後押ししたのが、
私も現代語訳している『自助論』だったですね。
この本には産業革命を実現した当時の、
発明家であり、ベンチャー経営者たちの奮闘が
多く紹介されています。
そこで「発明」ですが、
「世界3大発明」といえば、
「火薬」「羅針盤」「活版印刷」です。
ヨーロッパではルネッサンスを引き起こした要素ですが、
この3つは確かに、世界の歴史を変えました。
では、「日本人の3大発明」とされるものが、
何だか知っているでしょうか?
それはズバリ、
・二股ソケット
・地下足袋
・亀の子たわし
……なんだそうですが、世界の発明に対して、
ちょっと地味なんじゃないか(苦笑)
一方で「日本発明協会」のアンケートで、
日本人が世界に起こした10大イノベーションで
選ばれたのは次の10個だそうです。
・内視鏡 ・インスタントラーメン
・マンガとアニメ ・新幹線
・トヨタ生産方式 ・ウォークマン
・ウォシュレット ・家庭用ゲーム機
・発光ダイオード ・ハイブリッド車
なるほど確かに、その影響は世界に轟いた
すごいアイデアばかり。
ラーメンやアニメは、今でも日本は
世界のトップに立っていますよね。
ただ、それ以外を見れば、
すでに日本がトップの地位を奪われていたり、
新技術に取って代わられているものもある。
やはり我が国は、ゼロから有を生み出して
大飛躍するような発明を、
苦手としているイメージがあります。
でも、振り返って、
「日本人の3大発明」はどうか?
じつは二股ソケットといえば、
あの松下幸之助さんを
世界的な経営者にした商品です。
2つの電化製品が同時に使えたらなぁ……という、
誰も皆、感じていた不便を
いち早く解消した商品です。
それで、今のパナソニックは誕生し、
この商品は現在も売れ続けているとのこと。
こういう「誰もが気づかない発見」に、
目をつけられる才能こそ、
私たちの得意技なのではないか……?
よく見ると「10大イノベーション」にも、
そんな要素が含まれている気はします。
「最先端のもの」であったり、
ITやAIに注視するのはもちろん当然でしょうが、
もっと私たちは
「身近にあるニーズ」に目を向けるべきでは?
不得意分野でなく、得意分野にこそ、
成功の種があると考えるべきですよね。