「ベビーカステラ」の仕事術

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画像は、先日、目黒駅前のそばの
キッチンカーで買いました。
「ベビーカステラ」ですね。
20個入っていて、500円の値段。

子供の頃から私の家の人間は、これが大好き。

ですが、関東ではあまり馴染みの食べ物でなく、
年に1回、お祭りで屋台が出るとき以外は、
ほとんど買える機会もありません。

お祭りでは、1、2位を争うくらい、
人が並ぶのですがね。
なんで、あまり東京では
流行らないのだろう……。

調べると、そもそもは
大阪や兵庫の屋台で始まったのが、
この「ベビーカステラ」だそうです。

たこ焼きのような型のついた鉄板で、
ホットケーキのようなものを焼く。
中には何も入れないシンプルなお菓子です。

屋台人気はあったようですが、
そもそも東京には「人形焼」もあれば、
「今川焼」や「たい焼き」もある。

屋台のお菓子といえば、
中に餡が入っているのが当然……という
関東の文化圏ではあまり流行らず、
現在にいたっているそうですね。

確かにこのベビーカステラの難点、
「焼きたて」は非常に柔らかくて美味しいのですが、
時間が経つとヘナヘナになってしまう。

だからあまり、
「お土産」には向かないですよね。
買ったその場で食べるのが基本なのでしょう。

そうするとどうしても、
食べ歩く機会はあるときでないと、
なかなか売れなくなってしまう。
だから東京ではあまり人気はないのか。
でも、最近、変わってきたのは、
キッチンカーが増えているということです。

コロナ以後、店舗を持つのは
大変……ということで、
車での販売に移行する店主さんが増えてきました。

手軽に料理などを提供できるキッチンカー。
ただ、移動販売の都合上、
調理機器や運べる材料には制約が出てしまう。

そこで「おにぎり」のような料理が増えているのですが、
このベビーカステラも、比較的小さな器具に、
材料も手軽で済むから、
今は提供するお店が増えているそうですね。
買ってすぐ公園などで食べれば、
どこでも「食べ歩き」ができる。
それはそれで嬉しいことかもしれません。

時代の変化の中で、皆さんが頭を使って、
新しい味を考えていく。
そうやって、食文化も発展しくんだなと
あらためて思いました!

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