やっぱり「リニアモーターカー」と聞くと、ワクワクする自分がいる……

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最近また、「リニアモーターカー」についての
議論が活発化していますね。

3月には「2027年からの開業を断念した」ということが
話題になりましたが、
ネックになっていた静岡県知事も新任になったことで、
ようやく動き出しそう。

一方で川崎市の地下では、
トンネルを通す工事も始まりました。

でも、リニアモーターカーって、
本当に作る意味はあるのだろうか……?
議論はさまざまあるでしょうね。

現在、50代半ばの夏川ですが、
じつは「リニアモーターカー」というのは、
おそらく幼稚園の頃から名前を聞いていたのではないか。

とくに男の子たちは、大勢が知っていただろう。
「未来のぎじゅつ」といった本をめくれば、
たいていはリニアモーターカーのことが乗っていたんです。

「新幹線より速い列車って、作れるのだろうか?」
「そんなのできるわけないじゃん」
「普通にレールを使った列車では無理だよね。
でも、方法があるんだよ」
「どうやって?」
「磁石って、N極とN極がくっつかずに、浮いてしまうだろ?
あの原理を利用するんだ……」

なぜ浮くと速いんだろう……?
そんな根本的なことも疑問視しないまま、
私にとってリニアモーターカーは、
「夢の乗り物」になっていました(笑)

画像は70年代に行なわれていた実験車両だろうか。
私は生まれたばかりでしたが、
かつての大阪の万博でも紹介されたそうですね。

しかし、「もっと速い新幹線」は、
それから山のように開発されましたが、
リニアの実用化は本当に部分的でした。

何度か甥っ子がまだ小さかったとき、
アトラクションのようなリニアモーターカーに
私も乗った記憶があります。
でも、そんな「できそうな技術」でありながら、
日本では愛知で少し入っているのみ。

結局、「必要ないんじゃないか」という議論がずっと
足を引っ張ってきたのか。
そのうち世界でも、ほとんど開発しているのは、
日本か中国か、といった現状になっているようです。

でも、気づくとほとんど60年の間、
「夢の技術」を夢見続けて、
一貫して実現させようとしている人々がいた。

だからトンネルは掘られるし、
駅も作られるのでしょうが、
日本はずっと「未来技術」を断念し続けて、
どんどん技術大国の座を追われてしまった経緯があります。

人マネはうまいけど、革新的なものは作れない。

もう60年以上、夢見続けてきたなら、
とっとと作ってしまっていいのではないか。
赤字にはなるかもしれないけど、
むしろ技術を世界に売って、
そこで儲けることを考えたほうがいいのではないか……。

昔のワクワクが残っているぶん、
私などはむしろ前向きに、
リニアモーターカーが当たり前になる未来を
喜んでいたりします。
そういう発想は、いけないんだろうか……。

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