わかってきたから面白い「ピラミッドの謎」

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画像は懐かしい、大学の頃のアルバムから
ピックアップしてきました。
エジプトはギザ、
クフ王と、カフラー王のピラミッドですね。

ブログでもたびたび紹介しましたが、
エジプトは私が大学時代に勉強していたテーマです。

ギザのクフ王のピラミッドにも、
観光のみでなく、調査で訪れたこともありました。

30年以上も前の話になりますが、
今から4500年前に、
一体どうやって巨大なピラミッドが作られたのか?
なぜ、これを造る理由があったのか?
私も熱心に探求していた時代があったわけですね(笑)

じつは最近になって、ギザのピラミッドに関して、
たくさんの発見がありました。

10年くらい前には建設者たちの村が発見され、
周辺には彼らのお墓も残っていたり。

ピラミッドまで石を運ぶために使われたと想定される、
広大な「水路」が発見されたり。

そして先日、「National Geographic」で
紹介されていました。

古代にエジプトの紅海沿いにあった町で、
ピラミッドの建造に使用する材料を
調達する任についていた
「メレルさん」という役人の
「日誌」が見つかったのだそうです。

4500年前の同時代の記録が読める
……というのは奇跡のような話ですが、
切り出した石灰岩を船に乗せ、
自分も船に乗ってギザまでの航海に臨んだり。

さらにピラミッドに着くと、
労働者に報酬を与えたり……と、
あまり現代の建設会社の親分と変わらない、
彼の仕事ぶりが明らかになったそうです。

ピラミッドといえば、今でもときどき、
映画では宇宙人がUFOを使って
石を運んでいる様子が描かれます。

でも、現実には大勢の人間たちが業務として
汗水垂らしながら、生々しくその建造に携わり、
メレルさんのように頭を抱えながら部下を使っている人たちがいた。
ときには一緒に成果を喜んだり、
一緒に落ち込んだり……。
たくさんのドラマがあったのでしょうね。

SF的な謎はどんどん亡くなっていますが、
その代わり、
「彼らはどんなメンタルで仕事をしていたのだろう」とか、
「王やリーダーは、どうやって働く人々を労ったのだろう」
とか。
「果たしてどれくらい、エジプトの庶民は、
王に敬意をはらっていたのだろう」とか、
別の疑問はでてきますよね。

事実がわかればわかるほど、
歴史は「人の思い」を教えてくれます。
だからこそますますの発見に、
私たちは期待したいですね!

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