「完璧な人」なんて目指さなくていい

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「まずは鏡に写っている自分自身から始めてみよう。
その生き方を変えられないか、自分に尋ねてみるんだ。
今、生きている世界を少しでもいいものにしたいなら、
それ以上に簡単な方法なんてないんじゃないか」

こちら1987年に発表された
「Man In The Mirror」という曲からですが、
6月25日はこの方の命日だそうです。

マイケル・ジャクソンさんですね。
亡くなったのはもう、15年前。
生きていれば65歳になるようです。

今でも「史上最も成功した音楽家」の
1人に認定されているマイケルですが、
じつは様々な記録が現在は破られているとのこと。

世界で一番売れたアルバムは、
もう「スリラー」ではないし、
(抜いたのはイーグルスのベスト盤だそうですが)
1年で最も賞を受賞した記録も
テイラー・スウィフトさんに抜かれたらしい。

とはいえ楽曲以上にパフォーマンスには
無茶苦茶長けた人でしたから、
映像が主体となった今の時代では、
誰よりも成功していたのではないか。

実際、マイケルの映像と演歌などの歌をミックスさせた
YouTube映像が、今はものすごく
試聴されているようです。

マイケル・ジャクソンといえば、80年代から90年代、
世界を駆け回って、戦争や飢饉、差別など
さまざまな問題に立ち向かってきたアーティスト。
行なった事前活動のレパートリーは、数限りません。

その一方で、自分自身がたびたび疑惑の人となり、
謎めいた生活と変わり続ける外見が、
たえず話題になっていました。
陽の部分でも陰の部分でも、今では考えられないような
圧倒的注目を浴びるアーティストだったんですね。

それゆえか「凄さ」と「哀しさ」を
常に感じさせるような
「痛々しいスーパースター」でもありましたね。
今はなかなか、そういう人はいないでしょう。

「そんなスターが世界にいた」ということを
知らない世代が増えていくというのは、
ある意味で世界の矮小化というか、
人類が弱体化しているのではないかとすら
感じてしまう(苦笑)

おそらくは人と人、民族と民族、
立場の違いなどの分断を取り除くことを望みながら、
ずっとコンプレックスに悩み続けた人生だったのでしょう。
その死は薬物の過剰摂取とされています。

でも、自分の弱さを知りながら、
世界をよくしよう、そのために自分を変えようと、
スーパースターを続けていった努力を
決して私たちは忘れていけませんね。

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