リーダーは別に格好悪くたっていい!

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「どんなに強い人間にも悪い日は訪れる。
チームが僕をもっとも必要としていたときに、
僕は失意の底にあった」

「でも、重要なのはそういうことを楽しむことだ。
みんな並外れた仕事をしてくれた。
勝利に値したのは僕たちだよ」

ドイツで行なわれているサッカーの
「EURO2024」。
こちらスロベニアを破り、
ベスト8進出を決めたポルトガル代表。
絶対エースのスーパースター、
クリスティアーノ・ロナウド選手の言葉ですね。

スーパースターではありますが、
すでに年齢は39歳とのこと。
今大会が代表の最後になるとは、自分でも公言しています。

それでもポルトガルの絶対的キャプテンとして、
試合には出続けていますが、
そのパフォーマンスはいろいろ批判も浴びていますね。

もう、レアル・マドリードで
メッシと張り合って頃とは違います。
現在、サウジアラビアでプレーする彼は、
明らかにパフォーマンスが落ちている。

それだけではありません。
交代させられるとあからさまに逆上し、
相手選手に文句を言ったりする姿も、
「ベテランらしからぬ姿勢だ」とかなり叩かれています。

そんな彼がトーナメント戦、
延長戦でせっかくPKを蹴るチャンスをもらったのですが
入れて当然のPKをまさか、外してしまったんですね。

あのロナウドがまさかのまさか。
しかも入れていれば、間違いなく勝っていただろう。
負けたら終わりの舞台で、よりにもよって失敗です。
これはショックですよね。

それは本人が一番感じていた。
だから39歳のリーダーは、
なんとその場で泣き出してしまったそうです。

カリスマの号泣とは、さらに格好が悪い。
でも、そんな彼の気持ち察したのは、
彼を慕うポルトガル代表のメンバーたち。
「大丈夫ですから、俺たちに任せてください」と、
みんなで失意のどん底にあるリーダーを慰め、
プレーに再び戻したんですね。

その後、両者は延長戦を守り切り、試合はPK戦へ。
39歳でも交代せず、
最後までピッチに立っていたロナウド選手は、
逃げることなくPK戦に出場。
圧倒的な集中力で、今度は見事に成功させました!

それからキーパーが3本のゴールを止め、
ベスト8選出を勝ち取ったんですね。

リーダーとしてどんな行動が相応しいか?
いろいろ言われますが、結局は
結果を担う部下たちが決めることです。

ポルトガル代表の監督は
「彼以外のキャプテンはありえない」
と言っていますが、
仲間たちも当然のように、そう思っている。

それだけ愛されている存在になっていることが
第一なんですね。
間違いなく、ロナウドがいるからこその
強いポルトガルになっているのでしょう。

次は優勝候補フランスとの決戦。楽しみです。

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