いままで会社でやってきた
「パンフレット」や「小冊子」の事業を見直し、
新たに「栞プロジェクト」なるものを
立ち上げてみました。
詳細はこちらです→https://www.kenjabook.com/siori/
「栞」といえば、本に挟む紙きれですが、
かつてはそこに宣伝やメッセージを添えていたことから、
広報用につくるリーフレットやパンフレットを
「しおり」と呼ぶようになりました。
それに今回はちなんでいますね。
まあ、これから様子を見つつ、
打ち出し方も変えていくかもしれませんが、
今まで私たちは広報用の冊子制作を
事業の1つにしていました。
本格的な書籍やパンフレットなどについては、
今も出版社さんなどと協力し、
編集や制作に関わらせていただいています。
それとはまったく別に、
もっとページ数も8ページくらいで薄く、
簡単な取材で、
しかもオンデマンド印刷などを使った冊子ならば、
低予算でも協力させていただける!
そんな考えのもと、原点に帰る形で
今回は提案させていただいたのが
この「栞プロジェクト」なんですね。
なんせ本を含めた印刷物が、
どんどん落ち込んでいる時代です。
ほとんど広報はネットが主体となり、
とくにSNSが普及すると、
インパクトや「見映え」を重視するものが
営業コンテンツの中心になりました。
そんな時代だからこそ、
商品やサービスや、事業の理念について、
懇切丁寧に理解してほしいお客様に
「ちゃんとした印刷物によって
書かれた言葉で説明するもの」に意味があるのでは?
これが原点……と言うのも、
日本の出版社の原点となった「版元」を立ち上げた
江戸時代のプロデューサー、
蔦屋重三郎さん、という方がいます。
彼が最初に行なった事業というのが、
まさにパンフレット制作であって、
故郷であった吉原の遊廓を宣伝する印刷物でした。
その最初のパンフレット仕事『一目千本』は、
遊女たちをすべて「花」で表現することで、
その美学や魅力を手に取った人に
うったえかけるものだったとか。
こんな仕事から、のちの大作家や大絵師が
誕生していったんです。
山東京伝、曲亭馬琴、十返舎一九、
喜多川歌麿、写楽……と
あげていけばキリがありませんね。
もちろん企画や文章は私がお手伝いしますし、
デザイナー&イラストレーターもついています。
皆で楽しみ、議論をしながら、
楽しく広報の冊子を皆さんと制作できればと
私は考えています。
興味がある方は、気軽に連絡ください!