真夏の癒し、不思議な「緑のアジサイ」の秘密

毎週配信メルマガ「賢者の会」通信はこちら

関東地方に台風が接近しつつある……とのことですが、
16日未明の東京は、穏やかです。
これからどうなんだろう?
皆さん、警戒はしておきましょうね。

画像はそんな8月の家の近所、
港区の「天現寺」という有名なお寺ですが、
毘沙門天を囲っているのは、
何だろうこれ……?

アジサイのように見えるけど、
その花はまるで全て「葉」のような
薄い緑色です。

でも、なんか涼しげですよね。
色のある花と違って、
緑色のポンポンのような球の一つひとつが
毘沙門天さん碑を冷やしているようにも見えます。

で、これが何かといえば、
「アナベル」という花なのだそうです。

アナベル……?
呪いの人形??

ホラー映画を思い出してしまいますが、
「グリーン・アナベル」とか
「アメリカアジサイ」と呼ばれる品種。

日本のアジサイと違って、アメリカ原産の
「アメリカノリノキ」という植物を改良して
アジサイらしくつくりあげた人工品種。
こだわる人がアメリカにもやはりいるんですね。

それでも元の植物が違うから、
梅雨を彩る日本のアジサイとは
似ても似つかない花となったアナベル。

その代わり、夏の暑い時期に咲き、
こんなふうに世の中に涼しい雰囲気を
提供しているんですね。

パッと咲いてしぼんでいく日本のアジサイが、
花言葉では「移り気」とか「浮気」を指すのに対し、
アナベルには「ひたむきな愛」とか
「永続する愛」を象徴するとか。

実際、地味ではありますが、
アナベルの花は秋まで白や緑の爽やかさを保ち、
その後はドライフラワーとしても
重宝されるとか。

鮮やかな花が並んでいると、
あまり目立たないかもしれませんが、
日本でも結構増えているとか。
アジサイのような緑色の塊を見たら、
ぜひ注目してくださいませ。

関連記事

ページ上部へ戻る