川の過去を遡れば、東京が見えてくる

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再び日本列島には台風が近づいていますが、
今は九州を脅かそうとしているところ。

こちらにもやってくるのだろうか?
いずれにしろ、
今回は日本縦断の可能性もあるそうですから、
皆で警戒しないといけませんね。

すると前回の台風の際は、
溢れる寸前だったという、こちらの川も
少し心配かもしれません。
画像は目黒駅付近の「目黒新橋」から見た
「目黒川」ですね。

非常に景色のいい場所として知られますが、
その昔は違いました。

なんせ、かつての目黒川は濁っていて、
とても汚かったんです。
そして現在もありますが、
私が小学生の頃からある怪しげな城……!?

まあ、東京でもかなり老舗のラブホテルですが、
そんな川と危険な城で、
私が子供の頃は「決して近づいてはいけない場所」に
なっていたんですね。

今現在も、このお城が古城になっているのは
不思議……ですが(苦笑)、
風景はまったく変わりました。

なんせ目立つのは城ではなく、
超高層のタワービルです。

もう、出来上がって10年以上が経ちますが、
目黒雅叙園の「アルクタワー」。

かのAmazonの本社が入っていることでも有名ですが、
これができるときは、
かなり周辺でも物議を交わしたものです。

でも、いつのまにか、
この風景は当たり前のものになった。

それと同時に目黒川の水質管理も徹底され、
中目黒や大橋の辺りから、
世田谷区の川を集めて流れていく仕組みにより、
東京でも有数の景勝地になっています。

ただ、そのぶん、大雨が降ると、
溢れる危険も高くなったわけです。
現在はいくつかの巨大な貯水池をつくり、
対処してはいるそうですね。
ただ、何度も洪水は起こっています。

実は、ややこしいのですが、
目黒川はその昔「品川」という川だったとか。

今は地名だけを残していますが、
河口ではさまざまな物流の取引がされた。
それで「品川」なんですね。

現在も、本当は大部分は品川区を貫き、
五反田、大崎を経て、天王洲という
商業の中心地を通っていきます。

その点ではこれから、より安全で、
より景観のいい川になっていくことが期待されていきますよね。
少なくとも増水の危険は、
なくなるといいと思います!

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