長ーい夜と、長い月

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9月になりました。
学生の方は夏休みも終わりかもしれませんが、
仕事もいよいよ後半戦になってきますね。

そんな9月ですが、古い言い方では「長月」です。

でも、9月は、新暦では30日までの短い月。
いったい何が「長い」のだろう……?

実は「諸説ある」ということですが、
最も知られているのは「夜が長い」ということです。

9月の夜、そんなに長いだろうか?

現代の9月は夏とさほど変わらないのですが、
旧暦では10月から11月の頃。
単に時間が長くなるだけでなく、
少し肌寒さも覚え、夜が長く感じられる月になります。

そこで「夜長月」と言われるようになり、
これが「長月」になったとのことですね。

しかも「夜が長い」というのは、
夜中に目覚めて、
それから眠れない夜を過ごしてしまう機会も
多くなるということ。

それで夜明けごろまで悶々として
物思いに耽る機会も増えてくる……と、
この月を「寝覚月」などと呼ぶようにも
なったそうです。

つまりは、案外とその昔から、
日本人は松山千春さんとか、
オフコースみたいな発想をしていたということ。
といって若い世代の方は、
わからんかもしれませんが。

ただ、「長月」は、
「夜が長いのではない」とする説もあります。

じゃあ何が長くなるのかといえば、
「稲穂」ですね。

なるほど、秋になるのですからね。
稲穂は収穫に向けて、長くなります。
それで
「穂長月」とか、「小田刈月」と
9月を呼ぶようになった。

田んぼが刈り取らるようになる月
ということですね。

いずれしろ、だんだんと過ごしやすい季節になる
これからです。
いままでより長く頑張り、長く働き、
長く活躍できる月になるといいですね。

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