心に留めておきたい「場所」の記憶

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台風がなくなり、
しばらくぶりに東京は快晴になりました。
秋らしい素晴らしい空が広がりましたが、
全然、体感温度は秋じゃないですよね……。

むしろ8月より蒸し暑いんじゃないか(苦笑)
早く涼しくなってほしいものです。

そんな中で、用事があって今日は
地元の眼科に行く機会があったのですが、
大きな建物が取り壊され、
広く空を見渡せるようになったこの場所、
少し前まではここに
「ガソリンスタンド」があったんですね。

私にとっては馴染みの場所です。
ちょうど私が40代になったばかりのころか、
前の前の車に乗っているとき、
よくこのガソリンスタンドには来ていました

なんせ当時、青空駐車場に車を駐車していたのですが、
洗う場所がありません。
だから定期的に来て、洗車をしてもらい、
その間、中の休憩スペースで
仕事をさせてもらう……といったことが
よくあったんですね。

すっかり馴染みなり、
車が入った途端に名を呼ばれるし、
「今日はガソリンも入れますか?」
なんて問いかけられたものです。

でも、人も変わり、私の車も変わり、
行く機会はだんだん減っていた。
そして最近になって
「閉鎖するそうですよ」と知らされたんです。

えっ? あの大きなガソリンスタンドが?

でも、行ってみれば、
もうとっくに建物が壊されている。
時代の波ですかね。
少なくなっていくお客さんに対し、
採算が合わなかったのでしょう。

何度も通った町の本屋さん。
珍しくカフェを備えたブックオフ。
メロンパンの美味しかったパン屋さん……。
そういえばこの町にも
いろんな「なくなった場所」があったと思いますが、
もはやどこにあったのかさえ、覚えていない。

訪ねた眼科のお医者さんも、
実は古くから通っていたところが急遽、
廃業したことによって行く必要が出たものでした。

なくなるのは時代の変化で仕方がない。
でも、その場所にあった思い出も、
いつのまにか失われいくのは、
とても寂しいことですよね。

だから、たまによく行く場所に工事現場があったとき、
「以前はここに何があったか」を
思い出してみるといいのかもしれません。

世界を横軸で見るだけでなく、
時間を踏まえた縦軸で見るのは、
これから仕事にも重要になるのではないか。

とくに変化の激しい現代で、
「流されるまま」にならないためにも、
過去情報は大切な気がします。

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