気づくとそこには「秋の気配」

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画像、「山椒の香りがする」というので、
気にしてみましたが、
たぶん、この木は違うんじゃないか……。

どこかの家が植えているものでしょうが、
雑草も入れ混じって、よくわかりませんね。
まだまだ残暑も厳しい最近、
まだ暑いから、手入れも放って置かれている場所が、
今は多いような気がします。

でも、そんな木立のなか、
よく見ると、真ん中に蝶が1匹、
休んでいるのがわかるでしょうか?

アゲハチョウなどと違って、
あまり美しくありませんが、
あせたオレンジのベースに黒い紋。
タテハチョウの一種ですね。
「キタテハ」か「ヒメアカタテハ」か……?

このタテハチョウ、
「秋の蝶」という季語にもなっていることで
知られています。

といって実際は夏にも存在するのですが、
成虫の状態で越冬する性質と、
他の蝶が少なくなる関係で、
9月後半から10月に見かける割合が、
ずっと広がるわけです。

ちなみに「冬の蝶」という季語もあるようで、
その頃まで頑張っているのが、
これらの蝶の特徴なんですね。

その存在が目立ってきた……。
暑い日の中でも、
ゆっくりと秋は近づいています。
蝉の声ももうすぐ、コオロギの声などに
変わってくるのでしょう。

そういえば、雑草の中、
今日はこんな花も発見しました。

まさしく秋分の日が旬になる花。
「彼岸花」ですね。

曼珠沙華なども言われる美しい花ですが、
毒があることでも知られています。

気づけばいろんなところで発見できる
「秋の気配」。
ぜひ周りの自然によく注意くださいませ。

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