9月26日は、「大腸の日」なのだそうです。
「そんな日、聞いたことがない!」
という方が大半と思いますが、
なんでも「9」は大腸の形に似ていて、
あとは「フロ(26)ーラ」。
つまり、最近言われる「腸内細菌」による
腸内の環境を説明しているわけですね。
これを定義したのは森永乳業さんですから、
なんだヨーグルトかなんかの宣伝か……と
思ってはしまいます。
ただ、最近、腸内細菌が、
実はメンタルとも大きく関連しているという話を
本で読みました。
画像はそんな本の1つ、
『心と脳と体が20歳若返る習慣』
(高田明和著、知的生きかた文庫)
というものですね。
アメリカの町で洪水があったとき、
大勢が「うつ」になったことがありました。
その影響は、川の下水から繁殖した
細菌が生んだもの。
これが人の大腸に棲みつくことで、
脳における「不安感」が増殖したそうです。
なんでも人間の大腸には
約100兆の腸内細菌が生息しているそうです。
私たちは体の中に、それだけの生物を飼い慣らし、
大都市どころか、ほとんど大惑星のような状態で
毎日暮らしているわけです。
ところが人の生き方や環境が変わり、
食べ物や栄養摂取の仕方が変化したと
考えてみてください。
結果、100兆の命が奪われることになると、
これは大変です。
細菌たちはなんとか人間の行動を止めようと、
脳に働きかけることになります。
その結果、不安であったり、恐怖であったりという
負の感情が増加し、
うつの状態が起こってしまうことが
あるのだそうですね。
これを防ぐには、
発酵食品とか、食物繊維とか、
「昔から食べている腸内細菌にいいもの」を
食べ続けること。
そう考えると、
経営者になってから「これでもかこれでもか」と
打ちのめされることが続いても、
メンタル元気でいられるのは、
納豆やら野菜やらを毎日のように
食べている成果なのか(笑)
ともかく心がめげている方は、
ぜひ「腸に優しい食事」を考えてみてくださいませ。