憧れていた「レンガの家」

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「3匹の子豚」の物語は知っていますよね。

子豚の3兄弟が、それぞれ家を建てる。
長男はワラ、次男は木で、それぞれ家を建てますが、
三男はレンガを積んで家を建てますから、
ものすごく時間がかかる。

それを長男と次男はバカにします……。

ところがその後、オオカミが襲撃してきて。
ワラの家と木の家は、簡単に壊されてしまいます。
ところがレンガの家だけは、
頑丈で壊すことができない。
最後は煙突から入ろうとして、
返り討ちに合ってしまうんですね。

子供の頃、その話を聞き、
ずっと近くにあった、この家に憧れていました。

どんな人が住んでいたのか知りません。
でも、近所にはあまりないレンガの家。
何よりオシャレですよね。

やはり子豚の話が示すように、
頑丈なのでしょう。
私が子供の頃からほとんど変わらず、
同じ状態で立っています。

さすがレンガの家……ですが、
これから壊されるよう。

もう空き家になり、
解体準備をしているようでした。
また、憧れていたものがなくなってしまう。
寂しい話です。

調べると、今でもちゃんと
「レンガの家」って建てられるんですね。
いくつかの工務店で扱っており、
「オーストリアレンガ」とか
「ベルギーレンガ」とか
「アンティークレンガ」など、
種類もさまざまあります。

実は耐久性に優れ、劣化も少なく、
耐熱性にも優れている。
私もその昔、エジプトで「日干しレンガ」の施設で
暮らしていたことがありますが、
夏は涼しく、冬は暖かい……ことが多い(笑)
環境にも優しい素材です。

ただ、やはりコストがかかるんですね。
業者は限られるし、リフォームもできない。
茅葺き屋根の家と同様、
この国からはどんどん消えていきそうですよね。

でも、これからの人口減少社会。
どんどん家を建て替えられる人なんて
減ってきています。

ヨーロッパではありませんが、
古くからある家を代々継ぐような文化へ
切り替える考えだってあるのではないか。

一度、住んでみたいなあなどと思いつつ、
皆が快適に暮らせる未来になってほしいですね。

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