日本人と「お酒」の深い関係

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日本の「伝統的酒造り」が、
ユネスコの無形文化遺産に選ばれたそうです。

NHKによると、
「500年以上前に原型が確立した日本の酒造りは、
▽米や麦などを蒸す、
▽こうじを作る、
▽もろみを発酵させる」
などの技術が各地の風土に応じて発展し、
自然や気候と深く結びつきながら伝承されてきた。

そのことに対する価値が認められての評価、
当然ですよね。
やはり我が国の「お酒文化」は偉大だった!
……という話ですが、
そこで先日、こちらは久しぶりに買って飲んだ、
スペインのワイン……。

いや、日本のお酒じゃなじゃん!?
と思いますよね。

ただ、日本のお酒の起源は、
なんとワインにあった……という話があります。

というのも日本酒はもちろん、
お米から作られますが、
これは弥生時代に大陸から来た人々が、
日本に伝えたものです。

では、それ以前の日本の縄文人はといえば、
やっぱり酒を愛していたらしい。
そのお酒というのが、主に山ブドウから造った
ワインのようなものだったのではと
言われているんですね。

酒好き日本人の起源はワインにあった!

しかし、いったん米が入り、
米からのお酒の造り方を知ると、
日本人はどんどんその技術を発展させていきます。

日本酒造組合中央会」のHPに、
その歴史が記されていますが、
すでにお米がやってきたばかりの魏志倭人伝のころに、
日本オリジナルの「日本酒」は、
開発されていたらしい。

やがて長い歴史を経て、江戸時代には
今の酒造りと同じ醸造の仕方が確立たそうです。

一方で今回の「文化遺産」の対象になっていますが、
沖縄の「泡盛」もあります。

こちらは「タイ米」であったり、
「さとうきび」であったりと、
およそ日本文化と関係なさそうな原料を使ったものが、
「日本オリジナルの文化遺産」となるわけです。
それはそれですごいことですよね。

なるほど発想のバリエーションの広さとか、
常識にとらわれない独創性こそが、
我が国の伝統の奥深さなのかもしれません!

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