夏川賀央と「企画書」の歴史

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最近、「本を出版したい!」と願う方の
企画を作成する仕事をいくつか
受ける機会がありました。

仲介をしてくださる方のお陰様ではありますが、
ありがたいお話ですね。

企画書をつくる、つくったものが
本になるかどうかはわかりませんが、
出版が不況の現在です。
優れた素材は持っていても、
なかなか機会に恵まれない方は、多いかもしれません。

かつてビジネス書が好調だったころは、
私も出版社の編集者として、
いろんな場所でいろんな方にお会いしては、
企画書を作って、上司に交渉して……ということを
繰り返していました。

コロナ以後はそういうことも少ないのでしょう。
出版点数も少なくなっているし、書店の数が減っている。
寂しいところではありますね。

昔を思い出せば、
私はボツになったら同じ著者で新案を出し、
「懲りないね〜」と言われながらも(苦笑)
企画書作成を続けていました。

通過率は自慢にならないけど、件数だけは自慢になる。
生涯で1000とか2000は多分、
軽く超えているだろう。
長くやっているからなぁ……。

そもそも私と企画書の関係は、
最初の出版社を辞めたときにさかのぼります。

その最初の会社でやっていたのが、
官公庁などの「委託出版」ですから、
企画書を書く機会などありません。

そこを辞めて一般の出版社を目指したものですから、
とにかく勉強、無職期間に
「1日1本は企画書を書くぞ!」なんてことを
20代でずっと続けていたわけです。

再就職までの数ヶ月でも、
書いた企画書は相当になりましたね。

その後、私はビジネス書の
小さな出版社に入ったのですが、
その採用試験にも
「企画書の提出」がありました。

採用していただいた社長に言われたのは
こんな言葉です。
「君の企画は、とにかくムチャクチャだけどね。
でも、何かありそうと思って
採用したんだ!」

ええ、そんな人間が、今は作家になり、
編集や出版プロデュースの仕事でも
独立しているわけです。頑張りましたよ(笑)

まあ1000を超える企画数で、
すべてがボツ化しているわけではございません。
現役編集者のころですが、
「50万部突破!」なんていうこともありました。

もし、興味のある方がいらっしゃいましたら、
企画書作成だけなら数万円で受けていますので、
ぜひ連絡くださいませ。

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です。

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