何があっても前を見て、自分のために挑み続けよう

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私達は苦難によって多くを学び、
逆境によって心を強くしていくことができる」

そんな言葉を残した彼ら。
今から121年前の1903年12月17日、
初めて「空を自由に飛んだ人間」になりました。

ノースカロライナ州キティホークでの
「有人動力飛行機」によるフライトに成功。
ライト兄弟ですね。
兄、ウィルバーとオーヴィルの2人です。

子供のころ、偉人伝で読み、憧れた2人。

でも、実は30代にして飛行機を発明した後の彼らは、
決して「幸せな人生を送った」とは
言えませんでした。

権利をめぐっての法廷闘争に明け暮れ、
兄・ウィルバーは50代にして、チフスで死去。
弟のオーヴィルは会社を売却し、
兄の面影を引き摺りながら、生涯独身で、
70代までの孤独な人生を過ごしています。

実際、その評価も科学的には微妙で、
彼らの飛行機が成功したのは、
当時の気象条件と兄の操作技術の結果で、
「たまたま気象条件がよかったからに過ぎない」
という見方もあるそうです。

でも、問題は、そんな
「結果」ではないのかもしれない。

自転車屋だった彼らは、
兄弟2人で議論を続けながら、
何度も何度も、果てしない実験飛行を繰り返しました。

その回数は1000回ともされ、
試した翼の形も数え切れないとか。
というか1000回墜落して、
よく生きてましたよね(笑)

そして現在ではほとんど
コンピュータでないと計算できない。
精密な飛行条件に辿り着いていたわけです。

彼らの成功を機に、世界中で飛行機が開発され、
人類に移動距離にも、戦争での破壊力にも
革命的な変化が起こりました。
よくも悪くも、
2人は世界を変えてしまったんですね。

発明力より、彼らの評価は、
技術の素晴らしさを世に伝えたこと。
多くのエンジニアや後のパイロットに
影響を与えています。

12月17に彼が成し遂げたことの価値を
私たちは人類のプラスになるよう、
高めなくてはいけませんね。

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