「七草がゆ」を食べる意味
- 2025/1/8
- できる人研究所
画像のこちら、1月7日の
「人日の節句」に合わせた「七草がゆ」……。
ではなく、小松菜のお粥(苦笑)
じつは今日の夕方に「春の七草」を買いに
スーパーに行ったら、まったくない……。
売り切れてしまったのか?
今どきクリスマスのチキンですら余るのに、
そんなに七草を皆、買うのか?
疑問に感じてヤフーのニュースを見ると、
今年は野菜価格の高騰で、
入荷数が非常に少なかったそうですね。
手に入らないスーパーも多かったとのこと。
ほとんどは野生に生えている草ばかりじゃないか
……と思うのですが、
意外に貴重品だったのですね。少し驚きました。
だから代わりに小松菜を使用したのですが、
効果は果たしてあるのだろうか?
改めて春の七草とは、次の7つ。
・せり
・なずな
・ごぎょう
・はこべら
・たびらこ
・すずな(かぶ)
・すずしろ(大根)
かぶや大根は、葉っぱのほうを使うのでしょうね。
その意味は、1つに邪気を払うため、
1つに正月にいろいろ食べた胃を休めるため……。
あとのほうは、
とにかく「お粥」であれば、何でもよさそうです。
なら邪気のほうはどうかといえば、
そもそも「七草がゆ」は、日本古来からあった
「若菜摘み」という風習が
元になっているとのこと。
『枕草子』にも記述があるそうですが、
正月最初の「子」の日に外に出て、
何らかの若菜を摘んで、それを毒にならない程度に
食するようなものだったそうです。
なるほど、新芽の生命力を体に取り込むわけですね。
これに中国から薬草学が入ってきて
「七草」になったのですが、
「邪気払い」という意味なら、
この時期に生える草なら何でもいいわけです。
ならば小松菜でも、ほうれん草でも、
水菜でも何でもいい。
もっとそれなりに工夫をして
美味しいものを作っていいのかもしれませんね。
美味しく食べるのが一番ですし、
時期だっていつでもいいんじゃないか?
ぜひ食のレパートリーに取り込んでみては
どうかと思います。