画像は、ときおり私が参照している
名著。
かの本田宗一郎さんの
『やりたいことをやれ』
(PHP研究所)という本ですね。
この中に「困ることの大切さ」
という話があります。
「人間が、いろんな問題にぶつかって、
はたと困る、ということは、
素晴らしい“チャンス”なのである。
その人が過去に積み重ねてきた知識を総動員し、
最良の手をうつ判断を
しなければならぬからである。
思いあぐねて、
人の手をかりることもあるだろう。
そこで、自分の力の足りなさを自覚し、
知恵や力をかしてくれる他人の存在を知るのも
いい経験である」
ホンダといえば、昨年末、日産と経営統合を
協議していくことが決まりました。
自動車業界が転機を迎えている現在、
「困ること」にぶつかって出した結論が、
そうした連携策をとることなのでしょうね。
今、日本で困っている会社といえば、
やはりフジテレビでしょう。
擁護する気にはなりませんが、昨日の会見、
取材する記者も、なんか凄かったですよね。
ルールは無視するは、
人権配慮といいながら、
被害者のプライバシーを損害するような質問を
繰り返し、繰り返し、まくし立てるし……。
それでは自分たちだって、
糾弾する相手側と変わらないのではないか。
あれでは、最初の会見で閉め出したのは、
「正解だったのでは?」と思えてしまいます。
そんなモンスターのような記者たちを相手にしながら、
フジの経営者は12時過ぎまで、会見をしていたとか。
スポンサーが離れている現在、
それだけ「困っている」のでしょうね。
すでに大きなテレビ局が潰れても、
おかしくない時代の転換期。
それでの大勢の社員を抱え、
経営を持続しようと必死になっている様だけは、
よく伝わります。
その強さを見ると、
さすがフジの全盛期を作ってきた人々なんだなとは、
思いますよね。
そんなテレビの業界に先んじて、
やはり困ったことになっているのは、
出版の業界ですよね……。
今年も1月から、私のほうも少し、
経営では「困りごと」を抱えています。
一時期は回復基調だったんですが、
なかなか年が明けると、
営業面ではキツくなっている。
まったく溜息しか出てこない。
いつ私は、安定できるのだろう。
まあ、これも「チャンス」ととらえていけば、
仕事を強化するきっかけなのかもしれない。
がんばって耐えつつ、
先へ進んでいきたいものです。
自分の力の足りなさは、
すでに大自覚している(笑)
あとは、皆さんの知恵や力に
頼りたいかも……。