
昨日は、2月19日の水曜日の夜に開催する
「リモート賢者の会」に合わせ、
「企画書を作ると何が起こるのか?」
という話をしました。
必ずしも「本を出せるかどうか」は関係ない。
自分がどんなコンテンツを作れるか?
もっといえば、自分がどんな能力を持ち、
「どんな商品を自分から作り出すことができるのか」
を知るためにも、
企画書を作る意味は大いにあるわけですね。
でも、「自分には才能がないから?」とか。
「なんら自慢できることなんてないから」
なんて言う人はよくいます。
だいたい一般的な本は、
分量として200ページくらい。
1ページはだいたい600文字くらいで、
原稿用紙1・5枚。
総分量は原稿用紙300枚くらいです。
このブログだって、原稿用紙1枚くらいの文字量は
確実にあるわけです。
10年以上も社会人をやり、仕事を経験して、
書く内容がブログ1年分にも満たないなんてことが
あるわけもない。
ようは編集次第なんですね。
実際、たかだが30数年の人生で、
大した仕事をしていない私だって
最初の本を書くことができました。
小説や学術書を除けば、
一般の方が本を書くのは次の3つのタイプの
いずれかだと思います。
①エッセイ型
②ストーリー型
③ハウツー型
おもに②か③が通常ですかね。
講義するとき私は、
だいたい「KJ法」を推奨します。
文化人類学者の川喜田二郎さんが
考案した方法ですが、
ようは思いつく内容を、思いつくまま、
カードなどに書き出していくだけ。
いくつかカードを出していき、
「この内容とこの内容は重なるな」とか、
「この内容の次はこの内容だな」と整理していくと、
だんだん全体の骨格が見えてきます。
たとえば、ストーリー型で、
元銀行員から保険業界に入り、
ライフプランナーとして独立し、会社を起業した方の
ストーリー型の本。
・はじめに……皆さんに伝えたい思い
・概論……皆さんの人生をよりよくするために:会社の理念
・1章……銀行員として学んだこと
・2章……いざ決意して保険業界に転進
・3章……保険営業を通して学んだこと
・4章……なぜ独立し、いまの会社をつくったのか
・エピローグ……これから私たちが目指していること
あるいはハウツー型で、
サプリメントを販売している会社が、
アンチエイジングについて解説した本。
・はじめに……100歳になっても楽しい人生をつくるために
・序章……歳をとればとるほど幸せ、そんな人生にしたくありませんか?
・1章……間違ったアンチエイジングの知識を正す
・2章……体に必要なビタミンとミネラル
・3章……「健康的な食事」とはどんなものか
・4章……サプリメントとともに、新しい生活習慣
こうして骨格ができたら、今度は逆算して、
各章に入る内容も閃いてきます。
ちなみに、2つとも商業的な本にはなっていませんが、
冊子には仕上げ、前者は社員教育に
後者は商品の販促に利用されています。
企画書を作った意味は、ちゃんとあったわけですね。
そんなふうに
「書くことの価値を広めていきたいな」と
頑張っている私たちの賢者の会。
興味ある方は、ぜひ連絡くださればです。
そういえばフェイスブックのカバー写真を
新しくしました。
それが画像のものですね。