
こちら2月21日の発売だそうです。
作家、車浮代さんの
「蔦屋重三郎」関連の、新しい本。
『蔦屋重三郎の慧眼』
という本ですね。
ディスカバー21より1485円になります。
NHK大河ドラマ『べらぼう』で大評判になっている
江戸時代のメディアプロデューサー、
蔦屋重三郎さん。
横浜流星さんの奮闘は毎週、痛快ですが、
ストーリーを追うことばかりに夢中で
ビジネスとしての学びが疎かになっている
……という方は多いでしょう。
その点、こちらの本は簡単。
1ページ1エッセンスで、
わかりやすく「学ぶべき」ことを網羅。
非常に明快で、実践もしやすい本になっています。
たとえば
・「好きなことに」に注目せよ
・どうせやるなら、大胆に
・「愛される能力」をもて
・ストレートに表現しない
・「普通ならありえないこと」を企む
・平気で土下座できる人間になる
・「冷やかし」の姿勢をもつ
・生い立ちを嘆かず、糧にする
すでに大河ドラマでも描かれていますが、
蔦重というのは、
・ゼロどころかマイナスの状態から、
事業を立ち上げ、大成功させた人物。
そして
・すたれた吉原をマーケティングの力で
再生させました。
・さらに海のものとも山のものともしれない
個性的な人物たちの才能を磨き、
日本を代表する作家や絵師へと育て上げました。
・幕府の規制がかかり、
ものが売れなくなった時代でも、
人を驚かせる大ヒットを連発させた
人物でもあります。
つまり、マネジメント、営業、マーケティング、
企画、コミュニケーション……と、
私たちが現代でも学ぶべき要素は
ものすごく揃っているわけです。
とくに沈んでいる出版業界やメディア業界は、
彼をお手本にすべきときにきているのではないか。
だからこその大河ドラマなのかも
しれないですけどね……。
車さんの言葉を借りれば、
日本文化を知るきっかけにもなる本。
ぜひ書店などで、
手に取ってみていただければと思います!