だから殿堂入りになれる、イチローさんの思考

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「もがいても、もがいても、何を考えても、
何にトライしてもダメなときが
人生にはあると思うんですけど、
そういうときこそ、
自分に重荷を課すということが、
必要だと思うんです」

「自分はできないかもしれないけど、
それをあえてやるぞっていうことは、
すごく大事なことだって、最近思います」

こちらは
『この一言が人生を変える
イチロー思考』(知的生きかた文庫)
という本から、イチロー選手の言葉。

日本人として初、メジャーリーグでの
野球殿堂入りを果たしました。
素晴らしいですね。

こうした言葉を聞くと、
天才的なバッターだったイチローさんも
「苦労してきたんだな」ということが
よくわかります。

実際、今でも破られない
年間最多安打の記録を出した後、
さまざまなチームを転々としながら、
最高ヒット数である4367安打を達成した道は、
大変だったでしょう。

殿堂入りに関し、1人だけ投票しなかったことを
批判する声がありますが、
最後のほうは打てなくて、批判する声も
ありましたからね。

にもかかわらず、
低年俸になってもプレーを続け、
自分にできる限界まで「ヒットを打つ」という
自分の役割に徹してきた。

「◯か×か」を選ぶのでなく、
殿堂入りさせたい人を記名する
投票のやり方で、
むしろ99・7%という得票を成し遂げたことが
すごいと思います。

成績以上に、多くの野球関係者が、
そのストイックな生き方に
感服していたのでしょう。

全盛期のころは
「自分には何でもできる」なんて、
つい、思ってしまうもの。
ピークから離れ、
昔のようにうまくいかなくなってくると、
あらためて自分自身の無力を認識します。

でも、そんな時だからこそ、
自分にあえて大きな期待をかけ、
過分な負荷を感じてみる。

そうでないと、
人生はジリ貧になってしまいますよね。
過去を自分で打ち消してはいけない。
頑張りましょう!

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