困ったときの「弁天様」
- 2025/1/29
- できる人研究所
画像は、広尾商店街の非常に奥まった場所にある
「広尾弁天閣」
という小さな神社。
つまりは弁天様を祀ったところなのですが、
「知る人ぞ知る」という話で、
弁天様の力でこの地区が空襲から守られたとか、
毎日、拝んだ経営者が大成功したとか、
さまざまな伝説もあるのこと。
そうネットでたまたま見て、
久しぶりに私も来たのですが、
ひっきりなしに参拝者が訪れています。
近いからたまに来るようにしよう……!
弁天様、つまり弁財天さんといえば、
学問や芸術の神様であり、富と繁栄の女神様。
七福神の紅一点であり、美人の神様ですよね。
もとはインドの
「サラスヴァーティ」という神様ですが、
水を司る神様でもあります。
そこで日本では
そもそもが水を象徴する「白蛇」と結びつき、
川のそばや池のほとりなどに、
弁天様を祀る祠がよくつくられた経緯が
あるんですね。
なるほど、今年の干支とも関連しています。
お寺でも神社でも、
弁天様を祀る池などがあったりしますから、
私たちにとってはより身近な
女神様といえるかもしれません。
じつはこの広尾弁天閣のある場所、
その昔には池があったそうなんですね。
そういえば近くは「豊沢」という、
水が流れている地でもありました。
あるときこの辺りに住んでいた宮大工の方が、
この池に白い蛇が泳いでいるのを
発見したのだそうです。
それが江ノ島の弁天様を
お参りしたあとだったので、
神様のお告げと思い、
大工はここに、弁天様を祀る祠を作った。
それから近くには、
商店街ができ、有名な女子大ができ、
美術館もあったか……?
なるほど、ことさら弁天様属性の文化が
発展してきたかもしれませんね。
ぜひ近くにきたら、寄ってみてくださいませ。