文章講座を開催することになりました
- 2013/5/10
- 一生使える文章力
自分がメーンとしては初めて
……になると思いますが、私、夏川賀央がなんと、
「文章教室」を
開かせていただく運びになりました。
「一生使える文章力養成講座」
というのが、現在の講座名。
詳しくはこちらになります。
http://kokucheese.com/event/index/89599/
かつて作家養成講座の講師を
務めさせていただいたことはあるのですが、
自分がメーンになるのは初めて。
自身の著作を27冊出し、
ライティングのみならおそらく
150〜200冊以上の本を世に送り出している私。
(編集まで加えるとすでに算出不可能ですが・苦笑)
分不相応なのか、今さらなのかは、
よくわかりません。
いずれにしろ自分だけでは自信もなかった、
このプロジェクト。
いまや「盟友」にもなっている作家、
大谷更生さんの協力のもと、
実現したものです。
すでに良書を何冊も出している更生さん
……ですが、
最初の本を出したとき、文体がつかめず、
私の
『なぜ、仕事ができる人は残業をしないのか?』
を参考にし、
すべての文章を3日間かけて書き写した
……というんですね。
作家冥利に尽きる。うん。
そうした経緯から、
「文章教室をやろう!」と
背中を押してくださいました。
いまや自身も文章の達人の更生さんですものね、
一緒にできるだけで、これは百人力です(笑)
他にも「スゴドク」という
読書研究会を立ち上げている
酒井晃士さんに、
記録係として参加する
エディターの渡邉……と、
本当に皆さんの協力があって
今回は大それたプロジェクトに踏み切りました。
やるからには、もう私も本気。
編集・執筆で20年以上の蓄積を
存分に提供させていただきますよ!
まあ、世は村上春樹さん
……で盛り上がっていますが、
文章そのものの上手・下手に関しては、
おそらくは主観もあるでしょう。
ただ一般的に「文章力」というのは、
「自分自身の頭の中にあるもの」を
「論理的に加工」し、
それによって
「他人に理解され、次の行動をうながしてもらう」
といった技術だと思うわけです。
この能力を皆なおざりにしているから、
普段の仕事が、
もう一段次のレベルに進まないし、
人前でレクチャーする機会はあっても、
その先へ進めない。
これには広く
「自分の思考=論」が
認知されないことが
理由になっている気がします。
じつは自分の仕事を飛躍させるために、
「文章に表現できる力」というのは、
情報発信する以前に、
思考武装の意味で重要なんですね。
けれども、なかなか
「卒論を真面目に書いた」という人以外、
まとまった長い文章を書いたことのない人が多い。
なぜかツイッターのような、
感覚的な「つぶやき」のほうが、
蔓延してしまう……。
これは日本人全体の問題かもしれません。
本講座では、少なくとも
自分の頭の中を明確に整理し、
論文や本の構成(企画書)をつくって、
出だしの書き始めができる段階まで……は、
確実に皆さんを押し上げるつもりです。
まあ参加した方は
確実にうちの賢者の書店からは本が出せるようになる
……のではないでしょうかね。
全6回のそれなりのセミナーですから、
「気軽に参加ください!」とは、今回は言いません。
「自分に必要!」と思った方は、
これをチャンスと考えて
前に進んでみてはいかがでしょうか!
写真は本講座の参照に……と目を通している既存のテキスト。
でもこういうのには、きっと従わないだろうなあ(笑)