「日本の夜明け」はここから始まった!?
- 2025/4/14
- できる人研究所

画像は、東京都の港湾部を走る
「ゆりかもめ」の
「有明テニスの森」から撮った風景。
右に木造っぽい不思議な建物がありますが、
「有明ジメックス(GYM-X)」という施設。
そもそもは2021年に行なわれた
東京オリンピックで、体操場として使用された
体育館ですね。
現在は展示会などを行なう施設として
民間に提供されているそうですが、
果たしてどれだけ利用されているのだろうか……?
静かで綺麗な場所ですが、
ちょっと「大丈夫かな?」という
雰囲気はありますよね。
なお、この施設の向こう側には
「有明アリーナ」があります。
左に見えているのは、
たぶん「豊洲」のビル群でしょう。
私は20代のころ
東京港全体の仕事に携わったことがありますが、
当時とはまるで変わってしまったこの辺り。
ただ、江東区の「有明」は
比較的古くからある埋立地で、
できあがったのは昭和の高度成長期のころ。
じつは私が生まれたころに、
誕生している街なんですね。
高度成長期ということで、
「日本の未来はここから始まるんだ」と
ネーミングされたのが「有明(ありあけ)」。
意味は、
「夜が明けた後でも残っている月」ということで、
同じ頃に誕生している
「東雲(しののめ)」と対になっています。
こちらは、
「明け方にたなびく雲」という意味だそうですね。
高度成長期の象徴だったのは、
なんといっても昭和39年の東京オリンピック。
そこから50年以上の歳月を経て、
「夜明けの町」は、自身が会場となって
オリンピックを迎えたのですが、
その先も空に残って輝き続けているのか……?
なんてことを考えると非常に複雑ですが、
「やらなきゃよかったイベント」と言われないよう、
せっかくだからこの町ももう少し、
魅力的になってほしいですよね……。
なんかないだろうか(笑)