父親リストって一体何?

毎週配信メルマガ「賢者の会」通信はこちら

ロサンゼルス・ドジャーズの大谷翔平選手が、
いきなりお休みに入りました。
それでも試合は山本由伸投手の力投で勝ってましたが、
なんでも大谷さん、
「父親リスト」入りだそうですね。

この聞き慣れない「父親リスト」って
何かと言えば、
メジャーリーグの「産休制度」で、
すでに2011年から施行され
日本人選手が何人もその対象になっているとか。

奥さんが出産する際、
その際、チームは選手を最長で3日間、
出場登録から外すことができるようになり、
その期間中に代替選手を登録できるようです。

ようは、旦那さんは出産に立ち会え……と、
メジャーリーグは仕組みとして、
それでチームが不利にならないよう
制度をちゃんと整えているわけです。

とはいえ、大谷選手の大替選手なんて人が
世の中にいるわけもない。
勝つためにも、あるいは興行的にも、
球団としては困ったことなのでしょうが、
監督は「いつ復帰するかわからないが、
子供ができるのは素晴らしいことだ」と
大歓迎していました。

チーム全体で、選手を出産する奥さんの下へ
送り出そうという意識が、
ちゃんと出来ているわけです。
これは素晴らしいことですね。

どうも奥さん1人に押し付けがちな、
出産や育児というイベント。
「育児休暇」という言葉は定着しましたが、
日本での男性の取得率はまだ30パーセントと
決して高くはありません。

もっとも出産のために数日休むのと、
育児のために何週間も休むのは異なります。
後者はなかなか仕事で難しくても、
前者はもっと当たり前に、あるいは強制的に
奥さんの出産に立ち会って
協力するのが当たり前なのではないか?

そう思ったら、4年前の令和3年から、
「産後パパ育休」ということで、
「子の出生後8週間の間に、
最大4週間の休業を2回に分けて取得すること」が
可能になっているんですね。

どれくらい認知されているのだろうか?
これ?

今の我が国で、何より
「子供を育てること」は未来を踏まえれば
最優先すべき問題です。

メジャーがそうなのかはわかりませんが、
制度が「当然のこと」になっているまでに
しなければいけませんね。

関連記事

ページ上部へ戻る