第14回賢者の会:文章上達の裏技を実践してみよう!
- 2014/4/2
- 賢者の会
三田で第14回賢者の会を開催しました!
消費税増税前の中、多くの方が参加してくださいました。
ありがとうございます。
ゲスト講師は、プロのライター・安藤智子さん。
テーマは「文章上達の裏技術」
今まで、プロのライターさんから、文章上達の秘訣を聞いたことがなく、
とても楽しみにしていました。
安藤さんはキャリアがすごいです!
文庫や新書など多数の本を
編集協力、リライトの実績を持っている方なんですね。
そして、現在は作家として小説も書き、
「三田文学」という
「慶応大学出版会」が出している機関誌の冒頭を
飾っています。
詳しくはこちら→http://gao-kai.com/index.php?eid=1583
安藤さんが培ってきた経験の中、
文章上達の秘訣は、
「他人の文章をリライトすること」
だそうです。
リライトとは、他人の文章をわかりやすく書き直すこと。
自分の欠点は気付かないが、他人の欠点は気付く。
人のふり見て我がふり直せ、だそうです。
「自分だったらこう書く」と、
意識を持って書いたり読んだりすることが大切である。
そして、難解な文章を、
一読ですっと理解できる文に書き換えることができたら、
筆力は確実に向上しているとか。
これには、「なるほど〜!!」と思いました。
ブログやFacebookの投稿を見て、
「何を言っているのかよくわからない」記事を見ることがあります。
頭では「この文章わからない!」と思うのですが、
「では、この文章をどう書き直したらわかるか」と考えると、
わからないこともしばしば。
これが一読でスっとできたらいいですよね。
講義を聞いたところで、
ちょっと残念な文章のリライトを実践!
カッカカカカカカカァァァァ!
と、会場内に書く音が鳴り響き、
頭が真っ白になった、学生時代の試験を思い出す(苦笑)
そして、ちょっと緊張(笑)
代表で夏川がリライトワークの発表。
そして、安藤さんが答えの発表。
リライトに関しては、100%これが正しい!
というのはないそうですが、
押さえておきたいポイントやてにをはの使い方、
文章の校正を教えていただきました。
安藤さんの講義を聞いて、
ライターさんというのは、言葉のコンシェルジュと言っても、
いいのかなぁ、と私は思いました。
今回のワークでは、A4・1枚にも満たないワークでしたが、
ライターさんは何百ページもの難解な文章を早いスピードで手がけています。
これがプロか、プロではないかの違いかなと思いました。
テクニックだけでなく、
言葉を知る面白さも教えていただきました。
言葉の使い方によって、文章の良し悪しは大分変わります。
たとえば、
「さみしい」でもどんな風に「さみしい」のか。
言葉を知っていれば、自分が伝えたい「さみしい」を
表現することができます。
感情もそうだし、言葉を知らなければ考えることもできない。
言葉を知ることは、自分が伝えたいことを表現することができる。
それは人間の欲求を満たすことができると言ってもいいかもしれません。
まさに人生を豊かにすることができると思います。
それに文章力もあれば、なおさらいいですよね。
安藤さん、わかりやすい講義をありがとうございました!
後半は夏川の講義。
テーマは『ワンテーマの文章術』
賢者の書店発売の
を題材にして、事例集めや専門能力のアピール術を
レクチャー。
せっかくブログを書くのであれば、
できれば多くの人に読んでもらいたい。
自分はどうゆう専門性に長けているかを
読者に知ってもらいたい。
たとえば、営業術やコミュニケーション、教育など。
この専門性を毎日発信し続けるということは、
なかなか大変だと思います。
しかし、作家として本を書ける人は
その道の事例を人一倍、持っている人だとか。
いろんなテーマをごちゃごちゃ書いて、
主旨のわからないブログになるよりは、
1つのテーマで毎日書き続けている人は
プロだなぁと思います。
やはり、毎日だとネタはなくなりますしね……。
小さなネタでも内容をふくらますことができれば
それでもいいのかもしれません。
その前に私の場合は、ブログの更新率も低いのでそこが問題(反省)
ぜひ、作家を目指している方は、
定期的なブログ更新をしてみてはいかがでしょうか。