電話BOXの仕事術

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画像は家から少し歩いたところにある、

大きなお屋敷の近く。

電話Boxとポストと掲示板のほか、

ベンチも置かれて

ちょっとした憩いのスペースになっています。

一体このスペースは、

どんなふうに使われているのだろう?

すぐ近くに急な坂がありますから、

登ってきたあとで、

「ここで休憩してください」

ということなのかもしれません。

何より公衆電話がある場所……というのが、

ずっとこの場所の認識でした。

 

かつて学生の頃の、まだ携帯電話がなかった時代。

親に聞かれたくない電話を

ここからしたこともあったかもしれない。

そのころからずっと

この場所には公衆電話があったんですね。

現在、NTTは公衆電話の数を

今の4分の1に削減する計画のようです。

 

当然ながら、このスマホの時代。

公衆電話が使われることなど、めったにないと思います。

「公衆電話を使ったことがない」という

若い人もかなり多いと聞きました。

テレフォンカードなんて

おそらく見たこともないでしょうね。

でも、緊急の場合に、

公衆電話が必要になることは

あるのかもしれない。

 

たとえば思わぬ危険に遭遇し、

そのときスマホは奪われていたり、

失っていたりした場合。

助けを呼ぶ電話を、

どのようにかけたらいいか……?

 

いろんなことを考えたら

ゼロにはできない公衆電話ですが、

問題はこの場所にあることを

誰が知っているかということでしょう。

 

こんな目立たない場所ですから、

おそらくこの電話は近所の人しか認識していない。

つまり、その近所の人の緊急の場合のため、

この電話は設置されているということか?

どれくらいの人が、

それをわかっているか疑問ですよね。

そう考えると

ますます数が少なくなることをふまえ、

「公衆電話がどこにあるか」を、

本当は私たち、頭の片隅に記憶していないと

いけないかもしれません。

 

便利な世の中になっているからこそ、

その「便利」が失われたときのことは

想定していないとですね。

 

[公私混同の時間]

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