過去の本の振り返りを定期的に行なっていますが、
今回は13冊目。
『成功しちゃう「人脈」はじつは公私混同ばかり』
という本です。
左はオリジナルですでに絶版となっていますが、
現在は右の電子版で販売されています。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00J1VG7LA/
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作家業をやっていると、
「この本を書いた結果、仕事のステージが大きく変わった」
という幸運に恵まれることがあります。
本書は間違いなく、そんな本の1つでした。
「本書の趣旨に賛同した」という方との
縁が全国にでき、
私自身の人間関係が大きく変わっています。
今の「賢者の会」の母体になった「賀央会」が生まれ、
このブログにしても
もとは本書をきっかけに始まったことです。
ですからベストセラーになった残業本よりも、
仕事を変えた度合いは
大きかったかもしれませんね。
☆
誰しもがそういう仕事に
出会えるわけではないかもしれない。
その点ではまさしく、
「人脈」と「機会」を生んだ感謝すべき本です。
☆
そんな本書の内容。
タテ関係の「組織」から、
公私混同のネットワークで生まれる
ヨコ関係の「コミュニティ」へというのは、
現代社会に起こっている
大きな流れなのが間違いないでしょう。
まさしく「公私混同」で人をつなげていける人が
これからの成功の条件となっているわけです。
ただ、コロナはそうした人間関係の
「もろさ」を浮き彫りにする
きっかけにもなりました。
なんだかんだいって、
「外出を避けてください」という国の要請よりも、
「とっとと会社に来いや!」という
組織の慣例のほうが優先されるのが
日本の現状ではあるようです。
ただ、それができるのは、
売上や利益が立たなくても組織が成り立つ
いまの非常事態体制下ゆえ、という面もあります。
これからコロナ禍の状態が解け、
一斉競争が始まれば、
高い生産性と、革新的なアイデアで
利益を確実に出していく人でないと
生き残れない現実が押し寄せてはくるでしょう。
だからコロナ後は、ビジネスパーソン全員が
「自分の仕事仲間をどうつくるか」を
真剣に考え、行動を始めなければならない。
今は制限されている「公私混同」を、
むしろはち切れんばかりに押し出していくほうが
うまくいくかもしれませんね。
[夏川の振り返り13]