こちら、お土産にいただいたもの。
「堺名産」とありますが、有名なお菓子。
「けし餅」ですね。
発祥とされる
「小島屋本家」ではなく、
普及している小島屋さんのもの。
ポピュラーなのはこっちでしょうね。
☆
けし餅は、なんといっても
300年の伝統を持つお菓子です。。
生まれたのは江戸より前の安土桃山時代。
かの千利休が、「お茶菓子」として愛し、
広めたとされます。
その特徴は、お餅の表面を被う、
見事な「けし粒」。
けし(芥子)の実は、
アヘンの材料にもなりますので
今は栽培も禁じられています。
でも、その昔はインドからもたらされ、
関西では広く育てられていたんですね。
その種子を、お菓子に使うという
大胆なアイデア。
まあ、このケシには
麻薬効果も鎮痛効果もないのですが、
プチプチと心地いい食感を楽しめますね。
☆
じつはほんの微量ですが、
種にもモルヒネの効果はないわけではないとか。
だから国によっては
種子の使用も禁止されていたりするのですが、
それ以上にケシの味は、
世界各国に食用として長く愛されてきた歴史があります。
なので、普通は発芽しないように熱処理をして、
お菓子などに入れることが許可されているそうです。
考えてみれば今の日本でも
アンパンなどに使用されていますね。
☆
ちなみに「けし餅」の値段は、
通販で6個入り1000円くらい、
少し高めですが、
なめらかな餡子、柔らかいお餅と、
アクセントの非常に効いたお菓子になっています。
気になる方はぜひどうぞ!
[効率無視の仕事術]