「ありのままの自分」でうまくいく方法
- 2013/1/24
- 読書日記
- ネガティブシンキング, 森川陽太郎
こちら「イケメンタルコーチ」として、
テレビや雑誌で大活躍中の
森川陽太郎さんの新刊。
かんき出版さんから、
1365円で発売中です。
森川さん、アスリートやアーティストのほか、
「ミス・ユニバース・ジャパン」の
ファイナリストのコーチもしているすごい方。
けれどももともとは、
「サッカー選手」なんですね。
スペインやイタリアで挑戦を続けていたのですが、
ケガに悩み、思うような成果を上げられなかった。
それがメンタルトレーナーになることで、
いまは大きな結果を出しています。
本書はそんな自身の経験にも基づいた、
「やりたいことを実現する」
ための本なんですね。
で、それがまさしく
「ネガティブシンキング」!
「えっ?」と思う人が多いでしょうが、
「絶対うまくいくはずだ!」
「勝たなきゃいけない」
「信じれば必ず夢は叶う」
そんなふうに、
超ポジティブ思考で自分に枷をはめることが、
かえって自分を追い込んでしまう……。
失敗したときの挫折感も大きくなります。
「うまくいかない可能性だってあるだろう」
「自信はない、でもチャレンジしてみよう」
「いまの自分がどこまでできるだろうか?」
そうした
「ありのままの自分」と向き合うことで、
かえって人は客観的に己を知り、
自分の現在に相応しいやりかたで
成長を続けることができる。
それが結局、
うまくいくための近道になるんだ……と、
言うんですね。
このブログをご覧の皆さまにも、
大きなハードルの高い目標を掲げて
ずっと頑張っている方がいるかもしれません。
でも、ひょっとしたら
何年も目標を掲げたまま、
うまくいっていない……ということは
ありませんか?
それならば、
目標のハードルを低くして
「もっと自分に確実にできること」に
したらどうか、と森川さんは言います。
そのほうが、
「私にもできる!」という
自己肯定感が生まれ、
目標へ向けた努力が楽しいものになる。
だからこそ、やりたいことができる。
いま「体罰」が問題になっていますが、
案外と私たち、
自分で自分の心に
「体罰」を与えているようなところが
あるのかもしれませんね。
それじゃあ面白いわけがない!
・向上心は「そこそこ」でいい!
・平常心じゃなくたっていい!
・ラクをすることに罪悪感を持たない!
・モチベーションをムリに上げない!
言っていることは逆説的ですが、
とても今の厳しい時代を乗り越えるのに
とても役立つ本と思いますよ!