「提督」がやってきた!

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やけに自分の周りを飛び回っていた
こちらの蝶。
タテハチョウという種類のチョウですが、
この種の蝶を見ると、
何となくオモチャが飛んでいるような雰囲気ですよね。

「アカタテハ」かと思って調べると、
「ツマグロヒョウモン」という種類の蝶らしい。
黒い縁で囲んで、中が豹紋なのは、
メスの特徴なんだそうですね。
オスは黒い縁がないとか。なるほどです。

タテハチョウ、
もう少し秋の頃に出てくるイメージですが、
やっぱ今年は少し早いですかね。

タテハというのは「立て羽」ということで、
こんなふうに羽を開くことは稀。
普段は羽を閉じて立てているため、
裏側しか見えません。

で、その裏側は蝶らしくない。
枯れた葉っぱみたいな汚い感じですから。
だいたい「蛾」と勘違いされるんですね。

むしろ蛾の特徴は「羽を開くこと」なんですが、
こちらはちょっとだけ模様のある羽を開いて
美しい表側の羽をアピール。
さすが「メスだから」なんでしょうかね。

この種のタテハ蝶の仲間。
世界中に分布していましが、
赤系統のものは英語で
「Red Admiral」と呼ばれているそうです。
つまり「赤い提督」とのこと。
(ヒョウモン蝶は正確にはIndian Fritillary)

なんか格好いいのですが、
どうしてそんな名前がついているのだろう?

調べるとイギリス海軍の旗に
「赤いもの」と「青いもの」があり、
この蝶の仲間にも赤系統と青系統があるから、
「Red Admiral」「Blue Admiral」と
呼ばれるようになったそうですね。

ただし、この
「ツマグロヒョウモン」という種類は、
もともと別の毒のある蝶に擬態した種類だとのこと。
その蝶は日本にはいないのですが、
なぜか増えてしまって、
真似る蝶がいないところにも多く
繁殖するようになったとのこと。

ちょっと間抜けな感じもありますね。

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