『超約版・戦争論』が発売になります!

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9月20日、いよいよ夏川が現代語訳した古典、
超約版・戦争論』が
発売になります。
(ウエッジ、本体1100円)

19世紀にカール・フォン・クラウゼヴィッツが書いたもので、
200年の間、
「戦争を理解するための必読書」として
世界中で読まれてきた本です。

この本を嫌う人はいるでしょうし、
批判する人は当然いるでしょう。
でも。れっきとして戦争は現代までずっと
世界に存在してきたことは事実。

人はなぜ戦争するのか?
戦争をやるメリットとは何なのか?
仕掛けるにしろ、巻き込まれるにしろ、
一体この現象に人はどう対処すべきなのか?

戦争がある以上は、
これを乗り越えるための手段がなければいけない。
「戦術」と「戦略」という言葉は
この本をきっかけに一般化したようなものですが、
私たちは解決策を必要とする。

そのための本であれば、世界で生き抜くために、
いかに戦争に疎く、嫌悪感の強い現代日本人も
絶対に読んでおくべき本ではあるのでしょう。

実際、私たちは過去において何度も戦争をしてきたし、
巻き込んだ国の人とも、
これから巻き込もうとする国の人にも、
日常レベルでさえ関わっていく必要があるわけです。

この本について言いたいことはたくさんあるのですが、
まず「超約」の概要だけ。

なんせ原著は文庫で
「500ページ×3冊」の大著なんです。
その内容はこんな感じ。

1.戦争の本性について
2.戦争の理論について
3.戦略一般について
4.戦闘
5.戦闘力
6.防御
7.攻撃
8.戦争計画

これが私の超約では、こうなります。
第1章 戦争とは何か
第2章 「戦術」と「戦略」
第3章 「防御」と「攻撃」
第4章 勝利に必要な「戦闘力」
第5章 部下を率いる資質
第6章 歴史に学ぶ勝利の本質

小さな本で、53項目、190ページです。
7分の1とか8分の1の分量か。
順序も構成もまったく原著を無視しています。

つまりクラウゼヴィッツさんには申し訳ないのですが、
今回はごく普通の日本人でもわかるように、
「わかりやすく」「簡単に」「手っ取り早く」
「面白く」「必要最低限で」
「ニュースがわかりやすくなるように」
「仕事でも使えるように」……と、
かなり力ワザで圧縮編集した本になっているんですね。

その点では過去に私が携わった古典でも、
夏川色の強い本とは言えるでしょう。

ということなので、
知識として読んでもらうには絶好の本!
……と思うわけです。
ぜひ読書の秋に手に取ってみてはと
大おススメします!

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