文化の日の函館ワイン
- 2022/11/4
- できる人研究所
「文化の日」でお休みだった11月3日。
伊勢丹クイーンズに寄ったとき、
せっかくだから今日はワインでも飲もうかと、
物色してみました。
なぜ、文化の日でワインなのか?
昨日に紹介しましたが、
文化の日はもともと、
明治天皇の誕生日だった日でした。
その明治天皇といえば、
日本で最初のワイン通とも言えるような方。
西洋文明を取り入れた際に衝撃を受け、
夕食時には必ず飲んでいたとも言われます。
だから明治神宮には、
いまだにフランスからワイン樽が献上されますね。
ただ、目下、円安が激しくなっていることもあり、
ワインの値段が結構、上がっているんですね。
輸入品を見れば、気まぐれで買うには
ちょっと躊躇するものばかり。
そんな中でフェアをやっていて、
値段も非常にお得だったのが、
函館のワインでした。
こちら「CAMPBELL EARLY」という
赤ワイン。
知らなかったのですが、結構、
人気のあるもののようですね。
酸化防止剤無添加をうたっています。
味は甘くてかなりフルーティな感じ。
とても飲みやすいワインでしたね。
エビと牛蒡の唐揚げによく合いました。
じつは函館ワインの歴史は古く、
始まりは幕末の頃だったそうです。
つい忘れてしまうのですが、
函館も横浜と同時に、幕末に開港された地。
多くの外国人商人が訪れていたのですが、
当時、プロイセン(ドイツ)から来た商人が、
この地に目をつけ、
ワイン農園を開く許可を得たそうです。
その後、函館の地は戦場にもなるのですが、
明治になってからワイン製造が始まり、
コンコードという品種のブドウから
函館産のワインが作られはじめたとか。
明治天皇がそれを飲んだかどうかはわかりませんが、
なるほど
「明治生まれの国産ワイン」ということでは、
文化の日に相応しかったかもしれませんね。
みんなでまた、飲みに行けたらいいな。