夏川賀央・できる人研究所ブログ

［毎週配信メルマガ「賢者の会」通信はこちら］

日曜日に行なわれたワールドカップのコスタリカ戦。

なんだか
「褒められ過ぎると、人間よくないよ」
というのを再認識するような結果になりました。
なんでドイツに勝ったチームが、
７対ゼロで負けたチームに敗れるだろう……。

強いチームでも、そのときそのときの
集中力や判断力が勝敗を左右する。
あらためて「サッカーは面白いな」と思いましたね。
スペイン戦、頑張ってもらいたいです。

じつはそんな日だったので、
私は今回、27人目の「日本代表」ということになるのか。
しかも女性で！

日本戦の終わった後で開催された
ベルギー対モロッコ戦で、この方の活躍に
注目してみました。
知っていたでしょうか？
山下良美さん。

今回のワールドカップで、はじめて採用された
６人の女性審判。

そのうちの１人が日本人なんですね。
ドイツ戦が会った日のベルギー対カナダ戦で初出場となり、
今回も第４審判を務めました。

まあこの試合自体も、
優勝候補ベルギーが２対ゼロで負ける
大波乱となっています。
奇跡を起こしたり、起こされたりしているのは、
日本だけではないようですね。
２試合で両方やったチームは珍しいだろうけど。

審判の世界では、
「体力テストの基準をクリアし、1級の資格を取れば、
女性も男子の試合で審判員ができる」
ということになっているんですね。

もともと女子サッカーの審判だった山下さんですが、
自分がより上の世界に行くことで、
日本のサッカーを盛り上げようと考えた。

でも、ほとんど副業でやっているような審判の世界で、
努力してプロテストに合格することは
並大抵でなかったでしょう。
これを山下さんは実現し、不可能を可能にした。
すでにＪリーグでは
男子の試合で審判を経験しているそうです。

仮に日本がリーグ戦を突破できないとしても、
彼女はトーナメント戦へ上がっていくのだろう。

また、女性の人権が問題視されているカタールを、
今回、FIFAが女性審判デビューの場にしたのは、
なかなかの選択でしたね。
彼女たちの仕事が、
世界を変えていくきっかけになるといいですね。