「鏡開き」の意味は何?

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画像は本日いただいた「お汁粉」ですが、
「鏡開き」を行なって料理したもの。

そもそもは「お供え餅」として、
お正月に飾っていたものですね。
最後はこうやって食べて終わる。

今年、鏡開きをしようと、
仕事部屋に飾ってあるお供え餅を
下ろそうとしたら……見つからない!?

そこで大変なことに気づいたんです。
「ひょっとして、仕事部屋のお供え餅を
年末に買うの忘れていた?」

今になって気づくこともあるもんだ(笑)
忙しかったからかなぁ……。

そもそもお供え餅って、何のために飾るのか?

じつはいろんな慣習がごちゃごちゃになっていて、
「お供え餅をあげること」と
「鏡開き」というのも、
本来は起源の異なる別の慣習らしい。

「お供え餅」は「鏡餅」と言いますから、
神棚にある「鏡」の象徴です。

神が宿る神器として、
どこの神社でも置かれているもの。
普通に神棚にもあるのですが、
その昔は「鏡」というのも、
今よりはずっと貴重品だった。

そこでお正月には「お餅」で代用したんです。
丸いのは、
まさに神前に供える鏡の形を真似たもの。

2つ重ねるのは、
月と太陽の象徴だそうですね。

一方で「鏡開き」というのは、
武家のしきたり。

「具足餅」といって、その昔は
戦で使う鎧や刀、武器などに、
お餅を供えたそうです。
これを食べることで戦勝と戦での無事を
神さまに祈ったとのことですね。

だから金槌などで割るのは、
「切られる」ことを連想するということで、
包丁を入れるのを禁じたから。
最近はどのお供え餅も、
ブロックの形で最初から細かく
割ってありますね。

割りさえすれば、
どんな食べ方でも構わないようです。
昔からの習慣ということで、
1年を気持ちよく過ごすために
美味しくいただきましょう。

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