「慣れ」というのは恐ろしい

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「最近、飛行機が飛ばなくなったねぇ」
そんなことを母親が言う。

確かに、飛行機の音、
家にいて聞かなくなったかな……?

羽田へ向かう旅客機のルートが変わり、
港区では異常に低く飛ぶ飛行機が
見られるようになったのは、コロナ前のこと。

私は素直に「飛行機がデカいな」なんて
喜んでいたのですが、
「あれ、落っこちないんだろうか?」なんて
不安視する人もいました。

だいたい騒音は普段の数倍になり、
6時以降は制限されるとはいえ、
閑静な住宅地では反対運動も
盛り上がっていたような気がします。

毎朝のように、必ずといっていいほど、
どこかの党のチラシが入っていたような。

ところがコロナによって航空機の数が制限され、
いつのまにか、この問題は、
放ったらかしになってしました。

しかしいよいよコロナも収束してきて、
飛行機の量も増えてきたと聞く。
でも、その割にはあまり騒音を聞かないよなぁ……。

それで意識して、買い物などに出たとき、
飛んでいる飛行機を確認しようと思います。

いまだ通りでは、
ほとんどの人がマスクをしている現在。
飛行機もいまだその数は制限され、
格段に減っているのか……。

いや、そんなことはまったくないじゃないか!
……というのが結論でした。

コロナ以前と同じくらい、あるいはそれ以上か。
画像のような大きさで、とくに夕方には、
ひっきりなしに旅客機はやってきました。
音はといえば、案外とうるさい。

でも、「意識すれば」なんですね。

いつのまにかここに住んでいる私たち、
飛行機の音が当たり前になってしまって、
まったく普段、意識しなくなっていたようです。

「慣れる」というのは、
こういうことなのかと思いますが、
それはそれで危険なことですよね。

飛行機は問題ないでしょうが、
「慣れ」がいつのまにか、
大きなリスクになっていることもある。

数年前に抱えていた問題が、
今どうなっているのか?
ときどき私たちは確認しないといけないですね。

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