桜はいつまで咲いてくれるのか?

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いよいよ近所でも桜が美しく咲き始めました。
こちらはJR目黒駅の近く、
東大附属自然教育園の入り口にある桜です。

広大な自然園になっている、この場所。
中に入れば桜も数多くあるのですが、
外に出ているこの目黒通りに面した桜が
なかなか見事なものなんですね。

実はこの桜、その昔から思い出があって、
子供の頃、この向かい側のマンションに
友達が住んでいたことがあります。
そのころはベランダから向こう側の
この桜を見ていました。

さらには大学に入り、社会人になり、
しばらく私は目黒駅から山手線に乗って、
通っている時期がありました。
まだ南北線がなかったころですが、
春はこの桜のところを通っていくのが
結構楽しみだった思い出がありますね。

でも、するとちょっと気になる。
桜ってどれくらいまで、寿命があるのだろう?

木だから樹齢何百年と、長いのではないか?
そう思いきや、実はそれほど長くないとのこと。
寿命は60年くらいではないか……と
言われているそうです。

そもそもソメイヨシノという品種は、
幕末から明治時代にかけて、
掛け合わせで生まれた桜。
正式に命名されたのは1900年だとのこと。

つまり誕生してから、
まだ100年ちょっとしか経っていない
新参の植物なんですね。

そしてこれだけ日本中に桜が増えてたのは、
戦後から高度成長期にかけて。
そのころ初期に植えた桜が、だいたい60年くらいで
世代交代しているのだそうです。
いつのまにか、多くの桜がいつのまにか
お亡くなりになっていたんですね。

そこでこの東大附属自然教育園を調べると、
できたのが60年代の頃。
そのときすでに桜があったのかわかりませんが、
実は「60年代の東京オリンピックの前後に
植えられた桜」が日本には多く、
それらがそろそろ寿命を迎える時期ではないか
……ということが、今、言われているのだそうですね。

むろん100年前にできたばかりの桜、
寿命に関してはまだ、
わかってないことも多いようです。

ただ毎年のようにある桜が、
いつまでもずっとあるということはなさそうです。
見る側も、見られる側も限りある命。
だとしたら今の時代に出会えた偶然に感謝し、
桜とともにある時間を大切にしていきましょう!

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