「五月晴れ」ってどんな空?
- 2023/5/12
- できる人研究所
昨日、東京では、早朝の4時頃に
地震がありました。
やっとブログを投稿して、寝かけた折。
このタイミングは勘弁してほしいですよね……。
ただでさえ、最近の東京。
殺人事件が続くわ、
人混みの銀座で強盗事件が起こるわで、
なんだか異常なモードになっています。
そんな中で寝不足なのに、
朝早くから車を出さなければならなかった本日。
せっかく車を出したなら……と、
池上本門寺まで行ってみて
五重塔を見上げれば、この空です!
モヤモヤが一変に吹き飛ぶような清々しい快晴……。
なるほど、これは
「五月晴れ」と……言うやつではないか?
実を言うと、
「本当はそうではなかった」のが、
この五月晴れです。
どうしてかといえば、
かつての「5月=さつき」とは、
旧暦になりますから、今の6月。
ということは、
すでに梅雨になっている時期ですよね。
すると想像がつくでしょう。
6月の梅雨のシーズン、
ほとんど雨が降っていますが、
ごくたまに晴れて「嬉しいな」という日がある。
そう、これが本来の
「五月晴れ」だったんですね。
混沌の中の、束の間の休息のような。
しかし時代は新暦となり、
梅雨の真っ最中だった5月は、
ひと月前倒しになってしまった。
で、前倒しになった「5月の空」といえば、
この移動性高気圧に覆われた
気持ちがいいまでの晴天だったわけです。
「ちょうどいい!」ということで、
現在はこの清々しい空を
「五月晴れ」と言うようになり、
俳句の季語としても、たいていはこの空のことを
言うようになったそうなんですね。
嫌なことは、この空を見て忘れてしまおう!
そんな感じの「五月晴れ」であれば、
素晴らしいのではないか……。
できれば長く、続いてほしいですね。