これからは「アートの世界」が面白い!

毎週配信メルマガ「賢者の会」通信はこちら

新しく発売される本の紹介ですが、
この分野の本は珍しいかもしれません。

アートが変える社会と経済
(倉田陽一郎著、悟空出版)
というもの。
本体価格1800円で6月28日発売です!

私たちは今、アートの世界に注目しなければならない!
……というのも、
この世界を軸にして、大きなビジネスの変動が
起ころうとしているから。

その1つには、
「ブロックチェーン」の技術があります。

ブロックチェーンといえば、ビットコインなど、
仮想通貨を可能にしている技術ですが、
要するにネット上でコピーを不可にすることで
「暗号資産」という概念を作り出したました。

その中でデジタルアートも、NFTという技術を利用し、
唯一無二になることで、価値が上昇しつつある。

実際、「Bored Ape」という
猿を描いたNFTアートに、
5000万円もの値段がつくことも起こっています。

この猿、いろんな帽子を被っていたり、
服や眼鏡が違っていたりと、
似てはいるものの同じものは存在しない。
その独自性に多くの人が魅力を感じることで。
美術品としての値段がバブル上昇したわけです。

でも、ここまでなら、
「好きな人が好き」という少々オタクな
デジタルアートの世界。

それが大きく変わる可能性を秘めているのが、
「メタバース」の浸透です。

もう多くの人が、
その言葉を聞くようになっているでしょう。
私たち1人ひとりがアバターをつくり、
仮想空間上でコミュニケーションする技術。

フェイスブックが「Meta」と
名前を変えたほどの技術の現実性。
コロナ禍でリモートワークが当たり前となった
社会の変化。
その世界が日常になる日は、だんだんと近づいています。

考えてみてください。
私たちはネット上に「仮想の自分」でアクセスし、
まるで生身の人間のように
その世界のものを感じるようになる。

つまり、パソコンやスマホで画像を見るだけのアートが、
この時点で「リアルな美術品」に変わるわけです。
価値は当然、
まったく違った認識のものとなっていくでしょう。

本書の著者、倉田陽一郎さんは、
「オークション」という古くからの
リアル美術品取引を実施する会社を運営するとともに、
「江戸の町」を仮想区間で再現する
「江戸バース」などの新しいメタバース世界の
プロジェクトにも関わっています。

一体どんな可能性があり、
どんなことが始まろうとしているのか。
入門的な本書ですが、
「知ったおいた人だけが変化に対応できる」という現在に
ぜひ読んでおきたい1冊ですね。

関連記事

ページ上部へ戻る