「お城の公園」の秘密
- 2023/8/5
- できる人研究所
家から近い場所であっても、
「ほとんど通ることの少ない場所」というのは、
ありますよね。
とくに私の住んでいる街は、
狭い路地も結構ありますので、
迷い込むと大通りに出れなくなることもしばしば。
でも、「こっちに何があったけかな?」と、
散策してみたくなることは、
たまにありますよね?(笑)
この暑い時期に、そんな無駄探索をするから
熱中症になったりするのですが、
それでも先日、この辺って、
「子供のころに友達が住んでいたよな?」と、
路地を進んでみたことがありました。
そこで目の前に出てきたのが、こちらの公園です。
「ここ、子供のころ遊んだな。
まだあったんだ!」
「お城の公園」と、
私が子供の頃は呼んでいたと思います。
その名の通り、お城の形をした
凝った滑り台が設置されています。
私が子供の頃にもこれで遊んだ記憶がありますから、
もう50年以上も現役を続けているのだろうか……?
レトロな感じもありますが、
よく見ると新しくなっているような部分もある。
その都度、安全を確認し、
修理したり、補強したりしながら、
継ぎ足し、継ぎ足しで、
長く使っているのかもしれませんね。
入口のよく育てられた「ひまわり」の花壇にも、
丁寧にケアされている様子が想像されます。
もっともあまりの暑さに、
夕方でも遊んでいる子供は1人もいませんでしたが……。
でも、すぐ近く、大通りに出れば、
すぐ大きな公園がそこにはある。
なのになぜ、ここはケアされ、維持されているのか?
よく見ると昔からあったのか、
それとも最近できたのか、
経緯はわからないのですが、
隣にあるのは高齢者用の相談施設なんですね。
小さな公園は今、
その施設の庭のようになっています。
つまりはやってくる方々の、
癒しの場のようになっているわけです。
最近は街によって、
「子供の声がうるさい」なんて、
潰される公園も出てきています。
でも、ここでは高齢の方が遊んでいる
子供を見られるよう、
50年以上の長い間、公園が維持されているんですね。
長くこういう場所は、存続してほしいものです!