「格好いい男」とは、かくあるもの

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「不運なめぐりあわせに
しがみついていること自体
不遇さなのさ」
「運てものは力ずくで
自分のほうへむかせるものさ」

ちょっと待て、
「運てやつに負けたときはどうするんだ?」

彼はニコッと笑って言う。
「笑ってごまかすさあ!」

こちら70〜80年代に一斉を風靡した漫画、
「コブラ」の有名なセリフ。
失った左手に「サイコガン」という
精神で打つ銃をそなえ付け、
相棒の女性ロボット「レディ」と、
「宇宙海賊」として暗躍するダークヒーローでした。

なんせ時代は、スターウォーズ第1作の頃。
外国風の独特なタッチと、壮大な世界観の設定に、
子供の頃の私はワクワクしていたものです。

そんな「コブラ」を生涯にわたり描き続けた
漫画家の寺沢武一さん。
9月8日に心筋梗塞で
お亡くなりになったそうです。

68歳の若さだそうですが、本当にお悔やみ申し上げます。

なんせ画期的だった……というのは、
70年代にしてすでに
コンピューターグラフィックを活用していたこと。

海外でもその絵柄は、
「アートグラフィック」として
高く評価されていたとか。

そんなアートでも、
子供心にドキドキしていたのは、
登場する女性たちの際どい衣装……(笑)

でも、今ではなぜか
戦う女性がそんな服を着るのが、
アニメやゲームで当たり前になってますよね。
この点でも寺沢さんは、
パイオニアだったのではないか?

でも、絵柄以上に、
やはり印象的だったのは、主人公コブラの
人柄ですよね。

決して完璧ではないけれど、
どんな局面でも打開策を探し、
危機を突破していく。

悪ぶりながら、軽口を言いながら、
最後は弱い者を守り、
皆を助けてしまうわけです。
その行動には優しさが滲み出ていました
アニメにもなっていますので、
知らない方はぜひ、観てみてほしいですね。

子供の頃に素敵な夢を見させていただき、
寺沢武一さんには本当に感謝したいです。

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