「サンダーボルト作戦」は実現するか?

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とんでもない犯罪が起こっています。
イスラエルですね。

パレスチナのガザ地区を支配する
イスラム組織ハマスが、
イスラエル側を急遽、襲撃。
両者の攻撃の応酬で、
すでに1600人以上の犠牲者が出ているそうです。

この出来事、差別的な隔離政策を行なっている
イスラエルも悪いのですが、
何より悪質なのは最初から
民間人を狙っていることですよね。

一般人だけでなく観光客も含め、
ハマスは100人以上を人質として拉致したようですが、
「空爆するたびに処刑する」と警告。
本当に心配な事態になっています。

でも、いいことではありませんが、
古くから周辺諸国と争い、テロにも遭遇してきた
イスラエルです。
人質救出では、じつのところ
世界有数の実力を持っていたりもします。

有名なのは何度も映画になっている
「サンダーボルト作戦」ですね。

調べたら「子供のころ見たな〜」という
古い映画の画像がありました。
往年のアクション俳優、
チャールズ・ブロンソンさんが主演でした。
でも、現在まで4回、映画化はされているそうです。

ときは第4次中東戦争が終わったころ、
1976年のイスラエルで起こった
ハイジャック事件です。

イスラム勢力が100人以上の人質をとり、
これをイスラム過激派の独裁者として知られた
ウガンダのアミン大統領のもとへ
届けようとしたわけです。

この人質を救助するため、
イスラエルは特殊部隊をウガンダの
エンテベ空港へ潜入させます。

そして黒塗りのベンツを用意し、
アミン大統領による人質の受け取りを演出して
テロリストたちを欺き、
隙をついて一気に
彼らを制圧してしまったわけです。

まるで漫画などにありそうな
見事なほどの奇襲作戦。

でも、実際は数人の人質が誤って銃弾を受けて死亡。
また、機内で病気になったため
優先して先にウガンダの病院に収容された人質は
殺害されます。
さらにケニア人が作戦に協力していたということで、
アミン大統領は国内に住んでいるケニア人も
無差別に殺させたとか。
とんだとばっちりですよね。

今回、こんなふうに人質が無事に救出されれば
何よりですが、
そもそもはテロとまったく関係のない、
ごく普通の人々です。

相手を倒すことより、
「普通の人を守ること」を優先する世にならない限り、
戦争なんてものは終わりません。
そうなることを願っています。

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