「愛車プジョー」との7+8年間
- 2023/11/14
- できる人研究所
11月13日というのは、
私にとって「愛車記念日」になる日でした。
私にとって「車」といえば、
フランス車の「プジョー」で
イメージしている方が多いと思います。
とくに40代のころ、車であっちこっちへと
顔を出していたときの愛車といえば、
画像の「407」という車でした。
馬力も高く、今風ではありませんが、
静岡方面など遠くへ行くことも多かったので、
本当に「愛車」にしていた車です。
これを失ったのが、
じつは2015年の11月13日だったんですね。
この日を記憶しているのは、
ちょうど車の母国、フランスのパリで
同時多発テロがあった日です。
13日の金曜日を狙い、130人が犠牲になった大事件。
記憶に残っている方も多いでしょう。
その同じころ、日本では246号線にて、
赤信号を無視して突進してきたハーレーダビットソンが、
信号右折中の私に突っ込んできたわけです。
こちらはテロではなく、単に不注意でしたが……。
私はこの日、母親を病院に送り、
帰ってくるところでした。
ぶつかった川の助手席に乗っていた母親は、
肋の骨を骨折し、病院に運ばれます。
それでも大事には至りませんでした。
横幅が広いわりに、座席はあまり広くない。
無駄にドアが大きく、前が長い
デザイン優勢の非効率設計な車でしたが、
この「無駄」が私たちを救ってくれた……。
そう考えると、
ひょっとしたらこの車に乗っていたから、
私たちは助かったのかもしれません。
でも、残念ながら車は全損。
7年乗っていた愛車と、この日をもって
私はお別れすることになりました。
でも、感謝の意もあり、
他の会社の車に乗ることは考えにくい。
そうしたら当時、ディーラーさんは、
出たばかりのコンパクトカーの208を
保険額ギリギリに負けてくれました。
それが現在の愛車で、とうとう今年、
年数も前の車を超えてしまったんですね。
とはいえ時代も変わり、
車に乗る機会は少なくなっています。
それでも原稿執筆と原稿執筆の間で、
頭を切り替えるのに、
私にとって「運転する」という行為は
欠かせないものになっています。
今のところは無駄でもまだ、所有していたい。
そういう人はどんどん少なくなるでしょうが、
大切にしていきたい「非効率な趣味」ですね。