「世界の未来に貢献する仕事」ってどんなものだろう?

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本日は縁あって、大手町にある
「PwC財団」という公益法人さんが主催する
「環境メディア懇親会」という
助成事業の報告会を見学する機会がありました。

「PwC」とは、ロンドンに本拠を置く
世界最大のコンサルティングファームの1つですが、
その「助成事業」に特化した部門ですね。

趣旨は、「社会における信頼を構築し、
重要な課題を解決する」という目的を掲げる
企業や団体に対して補助金を出すということ。

さすが世界最大手の企業は、
そういう「一見、得がない」という部門にも
ちゃんとお金と時間と人材を投資し、
世の中全体のボトムアップを図っているわけです。

これをすることで結果的には
自分たちの仕事がなくならない世界が維持される。
そういう考え方は見習わうべきですよね。

財団として投資をしているのは、
「人間拡張」「地方医療」「地球環境」
「食糧システム」などの分野ですが、
今日、お聞きしたのは、
「地球環境」の分野における成果報告です。

そのうちの1つは、
砂漠を緑化する「超吸水性ポリマー」の
開発に対する助成。

なるほど、これは何となくわかる。
中国・内モンゴル自治区での実験も実現させたそうですが、
開発が成功すれば、
多くの地域で役に立つことになりそうですものね。

でも、もう1つお聞きしたのが、
インドネシアの「ウジュン・クーロン国立公園」で
環境教育支援をしている公益法人、
「日本環境教育フォーラム」さんへの助成です。

写真はその「日本環境教育フォーラム」からの提供ですが、
この地域で環境を守ろうとしている公益法人へ、
同じ公益法人が助成するという構図。

何をしたかというと、
この国立公園内で生活する現地の人が、
自然を破壊しないでも暮らせるよう、
「天然ハチミツ」を採取する技術を普及させる
……というものです。

巣のある木に1つひとつ、
電子バーコードによるタグをつけていくような
最先端技術でこれを実現したんですね。
さらには蜂蜜を製品化し、
販売できるようなシステムも構築しました。

これによって自然環境を守り、
住民も持続可能なエコシステムが作られる……。

でも、そんな気にしなければ誰も気にしないような、
インドネシアの島で、その自然環境や文化を守るために、
一生懸命に力を尽くしている日本人たちがいるんだと
知ったことが驚きでしたよね。

こういう活動がもっと世の中に認知され、
「自分たちも携わりたい」と
考えるようになっていくことが、
本当は一番、自然環境の保護につながるのではないか……?

ともあれ、こうした活動は
今、新しく生まれているビジネスの
流れなのでしょう。
私も積極的に、勉強をしていきたいですね。

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