愛すべきペンギンたちの物語
- 2024/4/25
- できる人研究所
4月25日は、
「ペンギンの日」なのだそうです。
なんでペンギンの日……なのかといえば、
だいたい、このくらいの時期に
南極のアメリカ基地に
「アデリーペンギン」の群れが
やってくるのだとか。
アデリーペンギンとは、
ペンギンの中のペンギン、というくらい、
私たちがイメージするペンギンの
代表的なもの。
可愛らしい姿で、ちょこちょこ歩く奴らですね。
写真のものです。
これが寂しい南極大陸の基地にあって
吹雪の向こうから、
何百匹も集団でせっこらせっこら、
やってきたわけです。
これ、ビックリしますよね。
このペンギンの群れは、
人類がなんとかして守らなければいけない……。
それで環境保護面から
「ペンギンの日」というものが
設定されたんだそうです。
ペンギンは世界で18種類が知られていますが、
そのうち半数が絶命危惧種になっているとのこと。
そもそもペンギンは、大航海以後、
人間が乱獲してきた結果、
個体数が大きく減ったしまった経緯があります。
これに加え、やはり地球の温暖化があります。
南極などでペンギンが安全に暮らせる環境が、
最近は減ってきている……ということで、
ペンギンの生存は今後、
ますます危惧されているわけです。
じつはアデリーペンギンに関しては、
近年は確認される個体数が増えている
という話があります。
それはグーグルマップなどで、
今まで知られなかった孤島に
生息している群れがいくつか確認されたから。
それは喜ばしいことですが、
この4月にちょっと怖いニュースも。
500匹くらいの、
鳥インフルエンザで死んだペンギンが
南極で発見されたそうなんですね。
生存環境が狭められると、
どうしても他の鳥類と接触する機会も多くなる。
それが感染症の背景にはあるのかもしれません。
ビジネス作家にとっても、
ペンギンの群れは無関係ではありません。
「ファーストペンギン」
なんて言葉もありますが、
「組織をどのように運営するか」の問題が、
ペンギン群れの観察によって
明らかになるケースもあるわけです。
のんびり生きているように見えて、
彼らはちゃんと、人間関係ならぬ、
「鳥間関係」をうまく築いているんですね。
なのでもっとペンギンを愛そう!
久しぶりに水族館へ行きたくなりました。